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writer : ac

【海外発!Breaking News】子を助けようとした女性を母カンガルーが襲う! 両脚を広げ飛び掛かる姿に衝撃(豪)<動画あり>

尻もちをついてしまう。それでも母カンガルーの勢いは止まらず、そのままフェンスの下の隙間を擦り抜けると、両脚を広げメラニーさんに飛び掛かった。

メラニーさんは当時のことを「まさか、フェンスの下をくぐって襲ってくるとは思わなかった」と明かし、このように振り返った。

「母カンガルーはフェンスの下を抜けると、電光石火の速さで私に襲い掛かったの。私は次に何が起きたのかは覚えていないけど、動画では母カンガルーにキックしているのが分かるわ。次に覚えているのは、うつ伏せになってその場から逃げようとしたこと。そして『助けて!』と叫んだことね。私はリュックを背負っていたけど、私に馬乗りになった母カンガルーが背中を強打しているのが分かった。本当に最悪だったわ。」

フェンスの下をくぐって襲ってくる母カンガルー(画像は『9News 2023年3月19日付「Sydney woman attacked by kangaroo while trying to rescue joey」(Nine)』のスクリーンショット)

なお母カンガルーはしばらくするとその場を離れていったそうだが、悪夢はここで終わらず、メラニーさんはこのように語っている。

「ふと自分の脚を見ると、皮膚が裂け筋肉が露わになっていて、立とうとするとふくらはぎの筋肉がぶら下がっていたわ。ただあの時はアドレナリンが出ていたのでしょうね。私は子カンガルーがいる危険な場所から逃げようと、怪我をした脚を両手で包むようにして移動したの。そうして近くの道路を走っていた車を止め、病院まで届けてもらったの。」

病院での検査の結果、メラニーさんのふくらはぎには骨にまで達する深い傷があることが判明、緊急手術が行われた。しかしその2日後に感染症に罹り、清掃作業の仕事に復帰できたのは2月中旬だったという。

「最初は松葉杖なしでは歩くことができず、感染症には2度罹ったわ。それにあれ以来、悪夢にうなされるようになったの」と明かすメラニーさん。しかし医師には「最悪の場合、命を失っていただろう」と告げられたそうで、「脚の怪我だけで済んだことも、すぐに病院に運ばれたことも幸運だった」と述べている。

ちなみにメラニーさんは、自身の経験を通し「カンガルーの危険性について多くの人に知ってもらえれば」と注意喚起し、「カンガルーにはもう近づかないことにするわ。たとえそれが動物園であったとしてもね」と冗談交じりに語った。

この事故を受け『9News』は「怪我をした動物を発見した際はレスキューサービスに連絡して指示に従うように」とアドバイスしており、豪メルボルン大学で生物科学を研究するグレーム・コールソン氏(Graeme Coulson)は、次のように述べた。

「カンガルーが人を襲うことは珍しいこと。しかしカンガルーの鋭い爪は深い傷を負わせることが可能なうえ、強力なキックは酷い青あざや内臓損傷の原因になる。もし襲われた場合には、姿勢を低くしてかがみ、カンガルーの様子を見ながらできるだけ早くその場から逃げること。なぜならカンガルーが追ってくる可能性は低いからだ。」

画像は『9News 2023年3月19日付「Sydney woman attacked by kangaroo while trying to rescue joey」(Nine)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

当時のことを振り返るメラニーさん(画像は『9News 2023年3月19日付「Sydney woman attacked by kangaroo while trying to rescue joey」』のスクリーンショット)

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