アフリカ南部に位置するザンビア共和国は“リアル・アフリカ(The Real Africa)”とも呼ばれ、多数の国立公園に多様な野生動物が生息する。そんなザンビアで今年8月、子ゾウのすぐそばまで迫ったワニ(クロコダイル)を母ゾウが執拗に襲う様子が捉えられた。『The Sun』などが伝えている。
ロウワー・ザンベジ国立公園の南を流れるザンベジ川で8月、まだ授乳中と思われる母ゾウが浅瀬にいるワニを攻撃する様子がカメラに収められた。同地域では子ゾウがワニに急襲されることは珍しくなく、母ゾウは子供を守ろうとしたと思われる。
動画を撮影したのはデンマークからサファリツアーに参加していたハンズ・ヘンリック・ハアーさん(Hans Henrik Haahr)で、怒りに満ちたゾウの行動はどんどんエスカレートし、ワニが動かなくなるまで攻撃を続けたという。
動画では、体重が2700~3600キロにもなるというメスのゾウが、体長245~300センチほどのワニを前足で踏み潰し、頭突きをしながら攻撃するのが見て取れる。そして何度かワニの上に体重をかけると、今度はワニの尻尾を鼻で掴み、口でくわえて振り回した。ゾウはワニが腹を見せ仰向けになっても攻撃を止めておらず、