豪南東部ニューサウスウェールズ州シドニー郊外キャンベルタウンに住む女性は昨年12月、友人らとハイキングの最中にカンガルーに襲われた。女性はフェンスに挟まれて動けない子カンガルーを助けようとしたのだが、それを見た母カンガルーは女性を“脅威”と感じてしまったようだ。当時の衝撃的な映像とともに、豪メディア『9News』などが伝えた。
メラニー・スタッブスさん(Melanie Stubbs、58)は昨年12月、友人数人と一緒にニューサウスウェールズ州ブルーマウンテンズ市にあるメガロング渓谷を散策中、フェンスのワイヤーに後ろ脚を挟まれた子カンガルーに出くわした。
フェンスの反対側には母カンガルーがいたものの、メラニーさんは「カンガルーがフェンスを飛び越えてくることも、襲ってくることもないだろう」と、友人と2人で動けなくなっている子カンガルーの救出を試みた。
当時の様子は別の友人が捉えており、動画ではフェンスに近付いていくメラニーさんが「大丈夫よ。大丈夫。私たちはベイビーを助けようとしているの」と、母カンガルーに話しかけているのが見て取れる。
すると我が子のそばにいた母カンガルーはいったんその場から離れるも、その直後、予想外の行動に出たのだった。
なんと、メラニーさんがしゃがみながらフェンスを引っ張り、もう1人がハイキング用のポールをワイヤーの間に入れて子カンガルーを解放しようとした数秒後、母カンガルーが低い唸り声を上げ、メラニーさん目がけて突進してきたのだ。
背後にいた友人らは「気を付けて! メル! 気を付けてよ」などと叫んではいるものの、メラニーさんは目の前に迫る母カンガルーに驚き、