豪・西オーストラリア州で今月11日、77歳の男性がペットとして飼っていたカンガルーに襲われ死亡した。オーストラリアではカンガルーの襲撃は決して珍しくないが、死亡事故は86年ぶりだという。『news.com.au』などが伝えた。
西オーストラリア州アルバニー近郊レドモンドで11日、77歳の男性がペットのカンガルーに襲われた。男性は一人暮らしで、午後5時頃に敷地内で重傷を負って倒れているところを親戚によって発見され、救急車が要請された。
ところがカンガルーは敷地内に入ろうとする救急隊員に対しても攻撃的で、その後応援に駆けつけた警察官に銃で殺処分された。
この事故を受け、西オーストラリア警察のスポークスマンは次のように説明した。
「凶暴化したカンガルーが救急隊員を威嚇し続けたため、我々は銃を使用しカンガルーを安楽死せざるを得ない状況でした。男性は11日の早い時間帯にカンガルーの襲撃を受けたとみられており、現場で死亡が確認されました。野生のカンガルーをペットとして飼っていたようです。」
なお男性が飼っていたカンガルーの種類は明らかになっていないが、『Perth Zoo』によると、南オーストラリアに広く生息するクロカンガルーは、大きいオスでは頭から尻尾までの全長が222センチ、体重は53.5キロにもなるという。
カンガルーが人間を襲うことは稀だが、