海外発!Breaking News

writer : kanna

【海外発!Breaking News】火の気のないリビングルームでダイニングチェアから煙が! ボヤの原因に唖然(豪)<動画あり>

そこには光が当たっていない。

「ああ、鏡か!」

ほどなくして、手前に置かれていた小さな鏡が窓側を向いて置かれ、反射光が椅子に当たっていたことに気付いた男性は、「なんてことだ。ベイビー、クレイジーだよ」と呟いた。

すると背後から、「ワタシじゃないよ!」と幼い少女の声がした。

男性は「君じゃないのは分かってるよ…。この鏡のことを言ってるんだ。こうすると、焦げの跡がつくんだよ」と、鏡を手にして陽の光を反射させるところを見せ、子どもに教えた。

「オーマイゴッド、ここに来てラッキーだよ。」

犯人は、豪最大手のスーパー「ウールワース(Woolworths)」で買った卓上鏡。この日、いつもより早く目覚めた住人は炎が上がる前に気付き、惨事にはならなかった(『News.com.au Facebook「This is insane!」』より)

投稿者によると、このハプニングは朝起きて1階に降りてきたばかりのことだったという。燃え始める手前で気付いたため大事には至らなかったが、「いつもならまだ寝ているところだった」と、投稿者は「#scary(怖い)」のハッシュタグをつけてTikTokにコメントしている。

この動画を見たSNSユーザーらは、

「間抜けだなぁ。」
「だからこそ、科学と物理学は今でも学校で教えるべきなんだよ。」
「科学の授業を聞いていれば、こんなことが起きても驚かなかっただろう。」
「彼らはトイ・ストーリーを観たことがないのか!」

などと鏡を日光の当たる場所に置き忘れる不用心を非難する声があがる一方で、

「うちの祖母は、空き部屋のベッドに手鏡を置いたままにした私を許してくれなかったよ。木製のヘッドボードに焦げ跡が残っていて、その跡は8センチほどの長さで、太陽が窓の外を通った動きに沿ってカーブしていた。」
「車の中で、ルームミラーにかけた水晶に反射したことがあるよ。」

と、自身や身近な人にも同様なことが起きたとコメントする人も多くいた。

消費者庁のウェブサイトには、「太陽の光が鏡などで反射・屈折して一点に集まる『収れん現象』によって、可燃物が燃え上がり火災が発生することがあります。この現象を『収れん火災』といいます」とあり、鏡やガラス玉のようなものを窓際や太陽光が差し込む範囲に置かないように注意が必要だとしている。この火災は、日差しが室内の奥まで差し込む冬に多発しやすいという。

2019年12月には、現役書店員のお笑い芸人・カモシダせぶんの自宅が収れん火災に見舞われている。ベランダ付近に拡大鏡を置いたままカーテンを閉めずに外出したところ、日光が反射してソファーに引火。3000冊もの蔵書が焼け、天井部分も焼け焦げた。

@hotforbooksmelbourne brought this @Woolworths_au ♬ original sound – hotforbooksmelbourne

画像は『News.com.au Facebook「This is insane!」』『KCTV5 News Kansas City 「Sun reflecting in snow globe sparks fire in store front window」』『Natausha Furlong TikTok「to all the parents out there, just be aware of how quickly this can happen.」』『France 3 「“Ouh là là c’est chaud !” Ce perroquet bavard sauve ses propriétaires d’un début d’incendie en les réveillant」((C)France 3 Bretagne)』『Fox News 「Missouri dog sets home on fire after turning on stove, video reveals」(Courtesy of Southern Platte Fire Protection District)』より
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)

2020年12月、米ミズーリ州のギフトショップで火災発生。その出火原因はスノードームによるものと判明していた(『KCTV5 News Kansas City 「Sun reflecting in snow globe sparks fire in store front window」』より)

カナダ在住の女性は2023年5月、後部座席のチャイルドシートから発煙する様子を自身のSNSに投稿。車内に設置していた鏡に太陽光が反射し、チャイルドシートの一部を焦がしていた(『Natausha Furlong TikTok「to all the parents out there, just be aware of how quickly this can happen.」』より)

2023年11月、フランス在住のある夫婦は飼っている大型インコの「ヨウム」に命を救われた。ヨウムは火事にいち早く気付き「アツイ」と言葉を発していた(『France 3 「“Ouh là là c'est chaud !” Ce perroquet bavard sauve ses propriétaires d'un début d'incendie en les réveillant」((C)France 3 Bretagne)』より)

2022年6月、米ミズーリ州のある住宅が火事に見舞われた。原因は飼い主の留守中、犬が電気コンロのスイッチを入れてしまったことによるものだった(『Fox News 「Missouri dog sets home on fire after turning on stove, video reveals」(Courtesy of Southern Platte Fire Protection District)』より)

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