インド東部ビハール州在住の1児の母が今月5日、自然分娩で健康な五つ子を出産した。全員が女の子で、家族だけでなく村全体が「神からの贈り物」と喜びに沸いているという。印ニュースメディア『ABP News』などが伝えた。
印ビハール州キシャンガンジ地区にある私立病院「ラザ・ナーシングホーム」で5日午前5時、20歳(一部報道では27歳とも)のタヒラ・ベーグムさん(Tahira Begum)が五つ子を出産した。
3歳の長男がいるタヒラさんは、「妊娠2か月の時に『四つ子ですよ』と言われたのですが、その後の検査で五つ子であることが分かり、怖くなったのです。でも医師には『心配はいらないから』と励まされました」と妊娠中のことを振り返る。
珍しい五つ子の出産とあって、主治医ファルザン・ヌーリ氏(Dr. Farzan Noori)は当初、帝王切開を予定していたという。ところがタヒラさんの陣痛が始まったのはまだ妊娠7か月のことで、同医師は帝王切開の準備をする一方で、自然分娩で様子をみたそうだ。
するとお産は思いのほか早く進み、タヒラさんは苦しみながらも夫ジェーブド・アラムさん(Javed Alam)に見守られて、