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writer : h-r

【海外発!Breaking News】裸の男、サン・ピエトロ大聖堂の神聖な祭壇上で抗議活動(バチカン)

男はウクライナでの戦争の終結を求めるためにこの行動を取ったと説明、ロシアの爆撃で命を失うウクライナの子供たちの運命を悲しんでいる―とも話したそうだ。これを裏付けるように男の背中には、マジックペンで「Save children of Ukraine(ウクライナの子供を救え)」と書かれていた。

一方でこの男は、重度のうつ病を患っているそうだ。身体には意図的に鞭打ちしたような痕もあったという。同市国憲兵隊に連行された男は、イタリアとローマ教皇庁の間の条約に基づき、イタリア警察に引き渡された。そして、追放令が言い渡され、イタリア領から出るように指示された。

翌々日の6月3日、今回の事件により祭壇が冒涜されたことから、サン・ピエトロ大聖堂の大司祭であるマウロ・ガンベッティ枢機卿(Mauro Gambetti)により懺悔の宗教儀式が行われた。枢機卿はその中で「人々の精神を左右するのは、罪の存在である。この存在は、戦争を助長するものであり、私たちの社会に宿っている。そしてこの存在が、男を不適切で嘆かわしい行動に駆り立てた」と唱えた。

大司祭であるマウロ・ガンベッティ枢機卿は、6月3日に懺悔の儀式を執り行い祭壇を清めた。儀式にはサン・ピエトロ大聖堂の修道士と数名の信徒も参加したそうだ(画像は『CNA 2023年6月3日付「Penitential rite held after naked man stands on St. Peter’s Basilica’s main altar」』のスクリーンショット)

今回のニュースを見た人々から「この愚か者はモスクワの正教会へ行くべきだ。なぜなら、(バチカン市国がある)ローマはキーウとモスクワでは影響力がないのだから」という男を非難するコメントや、「バチカン全体が浄化される必要がある! 世界最大の小児性愛者の組織だ!」といった、児童への性的虐待のニュースが絶えない教会を批判するコメントも出ている。

画像は『Le Figaro 2023年6月5日付「Vatican : un homme nu monte sur l’autel de la basilique Saint-Pierre」(TIZIANA FABI)』『CNA 2023年6月3日付「Penitential rite held after naked man stands on St. Peter’s Basilica’s main altar」』『Newsfeed 2023年6月2日付「Naked man protests war in Ukraine at St Peter’s Basilica at Vatican」(C)Silere non possum』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 H.R.)

大聖堂の祭壇に登って裸になり抗議を行うポーランド人の男。背中には「Save children of Ukraine(ウクライナの子どもを救え)」と書かれていた。この男はすぐに取り押さえられたという(画像は『Newsfeed 2023年6月2日付「Naked man protests war in Ukraine at St Peter’s Basilica at Vatican」(C)Silere non possum』のスクリーンショット)

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