「よく見て! これはただのアヒルだよ!」と空気が全く読めないコメントを寄せたことで、SNSはさらに炎上。ネチズンの怒りが爆発した。
これを受けて学校側は「これ以上、この件に関してSNSで議論することを止めるように」と学生に警告する事態となり、同校と契約しているケータリング会社まで「我々が配達した食事からはネズミの頭は見つかっていない…。これ以上変な噂を広げれば、深刻な結果をもたらすことになるだろう」と脅迫ともとれるような声明を発表し、SNSには次のようなコメントが寄せられた。
「みんなで嘘をついて、ネズミの頭が混入したことを隠そうとしている。異物混入よりも、隠蔽しようとする姿勢のほうが問題だ。」
「なぜ『ネズミ』だと認めないのか。誰かが責任を取るか、罰金を科すなどして、次につなげればいい問題。」
「みんなネズミの頭ばかりに気を取られているようだけど、体の部分がどうなったか気になる人はいないのか? 考えただけで恐ろしい。」
「中国での情報操作は普通に行われ、ますます巧みになっている。でも写真は嘘をつかないね。」
SNSではその後、調理されたアヒルの首やネズミの骨の写真を投稿して比較したり、アヒルの頭をネズミと入れ替えた写真を投稿する者まで現れ、学校や食品監督管理局などの対応を痛烈に批判した。
また「間違っているのに権力によって無理に押し通す」という意味を持つ「鹿を指して馬と為す(指鹿為馬)」という故事成語を「指鼠為鴨」ともじって批判する者もおり、当局が異物の検証をすることを約束したという。ちなみに指鹿為馬とは、秦の始皇帝が亡くなった後に野心的な政治家が鹿を馬と言い張り、「鹿だ」と真実を言った者を処刑した話がもとになっているそうだ。
画像は『Manya Koetse 2023年6月7日付Twitter「This trending topic received over 310 million views」』『What’s on Weibo 2023年6月7日付「“Calling a Rat a Duck”: Jiangxi Students Discover Rat Head in Meal, School Insists It’s Duck」(Image posted on Weibo)(posted on Zhihu)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)