結婚式で娘のウエディングドレス姿を初めて見た父は、その瞬間、急逝した妻を重ねて涙を流した。娘がその日、父へのサプライズで身にまとったのは、亡き母が20年以上前に着たウエディングドレスだった。米ニュースメディア『Good Morning America』などが伝えた。
アメリカ在住のグレイス・ミクソンさん(Grace Mixon、24)は9月7日、自身の結婚式で亡き母のウエディングドレスを身にまとい、父チャドさん(Chad)にサプライズで披露した。そして、その様子を収めた動画をInstagramに投稿したところ、多くの人々の心を打って反響を呼んだ。
動画では、正装したチャドさんが背中を向けて立っており、グレイスさんに肩を叩かれて振り向くのが見て取れる。するとその瞬間、チャドさんは思わず涙をこぼし、娘に歩み寄ると強く抱きしめた。
そんな父にグレイスさんは「言ったでしょう。何も心配することはないって」と言葉をかけるが、チャドさんは溢れる感情を抑えきれず、娘の肩に顔をうずめたまま「とても愛している。君は本当に美しいよ!」と伝えた。
グレイスさんはその後、父に贈り物を渡し始めるが、涙が止まらないチャドさんは、娘のウエディングドレスをじっと見つめて「それはママのドレス?」と質問した。
そしてグレイスさんがうなずくと、チャドさんは「オーマイガー」と言いながら再び娘を抱きしめ、「君はママにそっくりだ」と泣きじゃくるのであった。
グレイスさんは2022年に母を亡くしていて、ウエディングドレスは約27年前の1997年、母が父と結婚した時に着用したものだった。ただグレイスさんは昨年12月、ウエディング&パーティドレス専門店「デイビッドブライダル(David’s Bridal)にてすでにドレスを購入しており、「まさか母のドレスを、自分の結婚式で着ることになるとは思いもしなかった」と明かし、