入院中のカースティさんについてこう述べた。
「カースティは当初、頭が混乱していたようでしたが、今はしっかり目が覚め、『何が起きたのか』について認識しています。」
またコルビーさんの叔父ジェフ・ギブソンさん(Jeff Gibson)は事故後、Facebookに「2匹の襲撃は10分以上続きました。だがカースティは決して諦めることなく子供たちを救おうとしたのです。彼女は素晴らしいヒーローです」と綴り、顔を含む全身に数えられないほどの噛み跡や傷口を縫った跡があり、四肢は包帯で巻かれていることを明かした。そして「傷跡は永遠に残るものではないものの、彼女の心の傷は一生消えないだろう」と続け、悔しさをにじませた。
なお当局は、飼い犬が幼い子供たちを襲った理由については明らかにしていないが、2頭は事故の翌日に安楽死されたという。
ちなみに非営利団体「DogsBite.org」によると、アメリカ国内では2020年に少なくとも33人がピットブルの襲撃で死亡しており、これは全体の72%と他のどの犬種よりも多いという。また2005年から2020年までの16年間では、568人のアメリカ人が犬の襲撃で死亡、そのうちの380人はピットブルによるものだという。
このニュースには「これは悲劇。両親の気持ちを思うとやりきれない」「残念でならない」「心の傷が早く癒えることを祈る」という声がある一方で、「過去にこれだけ事故が起きながら、それでもピットブルを飼うなんて。親の責任だよ」「どんなにフレンドリーでも闘犬の血が流れている。時限爆弾と一緒だよ」「ピットブルはライオンやトラを飼っているのと一緒。子供がいる家庭では絶対目を離してはいけない」「ピットブルの飼育は禁止すべき」「もはやペットとは言えないよ」「10月はピットブル啓発月間。ピットブルの嫌なニュースは聞きたくなかったね」といったコメントも寄せられた。
画像は『Fox News 2022年10月7日付「Dogs that fatally mauled Tennessee toddlers, injured mom were never violent, friend says」(Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)