アメリカの閑静な住宅街で、またピットブルによる死亡事故が起きてしまった。生まれた時からずっと一緒で、これまで一度も牙をむいたことがなかった飼い犬2頭に幼い姉弟が襲われたのだ。『Fox News』などが伝えている。
米テネシー州シェルビー郡の一軒家で今月5日午後3時30分頃、母カースティ・ジェーン・ベナードさん(Kirstie Jane Bennard、30)と一緒に自宅にいたリリー・ジェーンちゃん(Lilly Jane、2)、ホレイス・ディーン君(Hollace Dean、生後5か月)が飼い犬2頭に襲われた。
2頭は一家が8年前から飼っているピットブルの“ミア(Mia)” と“チーチ(Cheech)”で、姉弟のベストフレンドとして育ち、これまで攻撃的になったことは一度もなかったそうだ。しかし攻撃は執拗で、姉弟はその後、駆けつけた警察官らにより現場で死亡が確認された。
事故当時、姉弟の父コルビーさん(Colby)は不在で、子供たちから2頭を引き離そうとしたカースティさんは全身を噛まれる重傷を負い病院に搬送された。一時は危険な状態と伝えられたが、現在容体は安定しているという。
事故を受け、カースティさんの親友であるケルシー・キャンフィールドさん(Kelsey Canfield)は「2頭の襲撃は私たちの想像を絶するほど長く続きました。子供たちはカースティの全てであり、もし2頭に何か危険な兆候があったとしたら、彼女は絶対子供たちを近づけなかったと思うのです」とピットブルの豹変を嘆き、