聴覚障がい者やろう文化については全く知識がなく、補聴器を実際につけるまでの数週間は「はたして娘は私の声を聞くことがあるのだろうか」と不安でいっぱいだったそうで、「非常に怖かった」と当時を振り返る。
動画の中でクリスティーナさんは「聴覚障がい者の娘が初めて音を聞いた時の動画を投稿すべきか悩んだの。なぜなら補聴器は障がいを魔法のように治してくれるわけではないから…。聴覚障がい者にとって補聴器は、音にアクセスするツールでしかないのよ」と補聴器で全てが解決できるわけではないと強調、「それでもこれは、私たち家族にとって本当に特別な瞬間だった」と明かすとこう続けた。
「ライリーは聴覚障がいを持つ先生が教える、聴覚障がい者の保育園に通っているわ。また夫と私はアメリカ手話(American Sign Language、以下ASL)を聴覚障がいを持つ先生から教えてもらっているの。デフコミュニティ(ろう者社会)と繋がりを持ち、子供だけでなく親もASLを学ぶことで、コミュニケーションの幅がぐんと広がるのよ。そのことを多くの人に知ってもらいたいわ。」
ちなみに1歳1か月になったライリーちゃんは新しいASLを2週間に1つのペースで習得しているそうで、SNSには親子がASLをやり取りする姿が多数投稿されている。笑顔溢れる写真からはライリーちゃんがすくすくと成長している様子が分かるが、クリスティーナさんも娘のことをこんなふうに語っている。
「ライリーは元気いっぱい。ブロックやお人形で遊んだり、音楽を聴くことが大好きで、寝る前にはパパと一緒に歌を歌う最高にハッピーな子なの!」
なおこの動画には「赤ちゃんの感情の変化が手に取るように分かるわ」「心がとけそう」「一生の宝物ね」「シェアしてくれてありがとう」「涙が溢れてきた」「家族全員を誇りに思うわ」「ママの愛情が溢れている」「これからの成長が楽しみね」といったメッセージが寄せられている。
画像は『Christina 2021年11月2日付TikTok「Allll the emotions hearing Mama’s voice for the 1st time」、2021年10月18日付TikTok「Reply to @ariannemcbroom」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)