聴覚障がいを持つ赤ちゃんが初めて補聴器をつけ、父の声をすぐ近くで聞いた。この時の様子を捉えた動画は温かいコメントとともに拡散中で、人々に笑顔を届けている。
米ワシントン州在住の小学校教師ジョーダンさん(Jordan)と高校でカウンセラーとして活躍するコーディ・レイさん(Cody Ray)の間に今年4月23日、次女ハドソン・ルーちゃん(Hudsyn Lou)が誕生した。
ハドソンちゃんは3685グラム、身長52センチと女児の平均より少しだけ大きく生まれ、健康上の問題はないように思われたが、両耳に遺伝子変異を原因とする遺伝性難聴を抱えていた。難聴は中等度で大きな声は聞こえるものの、普通の声の会話の内容が分からなかったり、できるだけ近くで話をしてもらわないと聞こえない状態だった。
夫妻はハドソンちゃんが生後1か月を過ぎる頃には詳しい検査やハドソンちゃんにぴったりの補聴器を作るために、ワシントン州タコマの聴覚リハビリテーションセンター「メアリー・ブリッジ・オーディオロジー(Mary Bridge Audiology)」に通い始めた。
こうして今月5日、生後3か月になったハドソンちゃんは両親と一緒に訪れた同センターで初めて補聴器をつけた。
この時の様子を収めた動画では、「THIS GIRL CAN(この少女はできる)」と書かれた白いTシャツを着たハドソンちゃんが、大好きな父コーディさんの膝の上に座っているのが見て取れる。
ハドソンちゃんは補聴器をつけており、コーディさんが「やあ?」と語り掛けるとはっとした様子で父を見上げ、