出生時から両耳に障がいがあった生後11か月の男児が先月10日、生まれて初めて音楽を聴いた。その時の様子は母親によって動画に収められ、『ABC News』『KFOR.com』などが伝えて拡散し、人々に笑顔を届けている。
米バージニア州クリフトン・フォージに住む生後11か月のマニング・ジェイムズ・ロルダン君(Manning James Roldan)は昨年12月30日、右耳の人工内耳の手術を受けた。
マニング君は両耳に聴覚障がいを持って生まれ、生後5週の時に「大きな音は聞こえるが、人とのコミュニケーションができない。蝸牛の代わりをしてくれる人工臓器『人工内耳』が必要である」との診断がなされた。
マニング君はその後、約7か月の準備期間を経て右耳の手術を受け、1月中旬に初めて音を耳にし、3週間後には生まれて初めて音楽を聴いた。
2月10日にマニング君が初めて聴いた音楽は、大好きなテレビアニメ『マペット・ベイビーズ(原題)』のテーマ曲で、この時の様子は母ノエル・ブラントリーさん(Noelle Brantley)によって動画に収められた。
動画ではソファーにつかまり立ちするマニング君が、背後に置かれたテレビをじっと見ており、音楽がスタートすると身体を上下に動かしてダンスを始める。これまでアニメの映像を見るだけだったマニング君だが、