「オリンピア・ライトニング・ボルト」という名前の誕生の由来を明かした。
「実は名付け親はガールフレンドのカシーの方なんだよ。いくつかの名前が候補に挙がっていたんだけど、彼女が『“オリンピア”って名前がすごく気に入った』って。」
「僕は心配で、娘にプレッシャーをかけちゃうんじゃないか…ってカシーに警告したんだけど、『それはないわ。私はこの名前が気に入ったの』って彼女が言ったんだ。」
お腹の子が女の子であればカシーさんが、男の子であればボルト氏が名前を授けるという取り決めを2人の間で事前にしていたそうで、ミドルネームの“ライトニング”は2人で一緒に選んだという。
オリンピアちゃんの誕生時を「とても感動的だった」と振り返るボルト氏だが、その後は待ったなしで慣れない育児がスタート。睡眠ゼロで多忙スケジュールをこなす日々の中で体調を崩すこともあったそうで、「シングルペアレントの人達には新たな尊敬の念が芽生えた」とその大変さを明かしている。
育児に奮闘するボルト氏だが、気がかりなのは将来、愛娘に向けられることになるであろう世間からのプレッシャーだ。
「ぜひ走ってほしいっていう世間からの娘への期待が心配だね。だってすでにもう『この子はアスリートになるんだろう』って言われているくらいだから。」
「でも僕は『それはわからない』って答えるんだ。そういう周りの声から娘を守ってやらないとね。陸上をやるようにって周りは仕向けるだろうから。」
早くもこのように娘の将来を案じるボルト氏は、
「娘にはすべてを見せるつもりさ。その上で、娘自身が自分のやりたいことをじっくり時間をかけて決めてくれたら。」
と父親としての願いを語った。
男性は女児が生まれると、あまりの可愛さからつい娘の言いなりになってしまうとも言われるが、周囲のそんな声に「自分はこれからどうなることやら…」とまんざらでもない回答をしたボルト氏。“世界最速男”はきっと“リトル・プリンセス”に振り回されながら、イクメンアスリートという新境地で実力を発揮していってくれることだろう。
画像は『Usain St.Leo Bolt 2020年3月15日付Instagram「A Week Ago #BabyBolt」、2020年7月7日付Instagram「I want to wish my gf @kasi.b a happy birthday and To let u know I am happy I get to spend ur special day with u.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)