「妃殿下は、ご迷惑をおかけした方々や失望された方々にお詫びを申し上げます」と付け加えた。
アン王女は、25日に開催される日本の天皇皇后両陛下の晩餐会や来週のカナダへの公式訪問を含む、少なくとも9つの王室公務を取りやめた。
アン王女が負傷したことは、直ちにチャールズ国王とカミラ王妃、ウィリアム皇太子、王女の弟エディンバラ公エドワード王子とアンドルー王子に報告されたそうで、宮殿の声明文はこのように述べている。
「国王は厳重に報告を受けており、王室全体とともに、王女が一日も早く回復されるよう、親愛とお見舞いの言葉を送ります。」
宮殿の広報担当者によると、アン王女は順調に回復しており、医学的なアドバイスがあれば今週末にも退院できる見込みだという。
そして「妃殿下は専門家による適切な治療を受けています。現段階では、これ以上の詳細は明らかにされていません」と述べ、「妃殿下は、医療チームの指示があるまでサウスミード病院に入院されます。病院へはティム・ローレンス卿が付き添いました」と説明した。
アン王女は、亡き母エリザベス女王と同じく馬を愛することで知られ、乗馬や馬の扱いの経験も豊富だ。1976年のモントリオールオリンピックでは、英王室史上初の出場者として3日間にわたる馬術競技に参加した。
一方でこれまでに何度も落馬し、川や湖に投げ出されたこともある。
1976年に英ドーセットで行われた「ポートマン・ホース・トライアル」で落馬した際には、意識を失って脊椎にヒビが入るという重傷を負った。
のちに王女はインタビューで、1976年の落馬事故について「まったく何も覚えていない」と言い、「とても順調に進んでいたのに、その後のことは何も覚えていない」と話していた。
当時の侍女は、「彼女は脳しんとうを起こしていたので、コースの残りの部分を覚えておらず、今でも覚えていないと思います」と述べていた。
画像は『The Royal Family Instagram「At Paddington Station in London,」「Trooping the Colour is an occasion which reinforces the links between the Armed Forces and the Royal Family.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)