英王室からの離脱に伴い、軍事的公務からの引退が確定しているヘンリー王子。2年間務めた海兵隊元帥からも離職するが、後任にはエリザベス女王の長女アン王女(69)が就任予定のようだ。英紙『The Sunday Times』が報じた。
先月に高位王族からの引退を表明したヘンリー王子は、その後の家族会議を通じて今後は公的資金援助に頼らず、個人的な支援活動や民間団体との関わりを続けていくこと、“HRH(殿下)”の称号は使用しないこと、そして軍事的公務からも退くことなどが発表された。2017年8月に祖父フィリップ王配が公務からの引退を表明したのち、ヘンリー王子は同年12月に英海兵隊元帥の職を引き継いだが、今後王子は軍事的公務へは出席しないため後任が誰になるのかに注目が集まっていた。
そんななか現地時間9日、英紙『The Sunday Times』は同職の後任にエリザベス女王とフィリップ王配の長女アン王女が任命されるだろうと報じた。ロイヤルメンバーのなかでもかなり精力的に公務をこなすことで知られるアン王女は、現在65にのぼる軍事公務に携わっている。宮廷報告書をもとにある王室ファンが集計した記録によれば、昨年1年間に出席した公務は506にものぼったそうで、兄チャールズ皇太子の521公務に次ぐ回数だったという。そんな熱心に公務に取り組むアン王女をこのたび海兵隊元帥に強く推薦したのは、