同色のスウェードのロングブーツを合わせている。黒いレザーの手袋を着用し、片手にはブラウンのハンドバッグを持っていた。
そして耳には、ゴールドに大粒のダイヤモンドを配したドロップイヤリングが輝いていた。このイヤリングは王妃のコレクションで、昨年5月に執り行われたチャールズ国王の戴冠式でも着用していた。
コートドレスの襟に輝いていたのは、故エリザベス女王が愛用した「カルティエ」によるペアのブローチだ。フラワーモチーフのブローチは、ゴールドの花びらのセンターに、クッションシェイプのサファイアとブリリアントカットのダイヤモンドが配されている。
レスリー・フィールド著『The Queen’s Jewels』によると、2個のブローチはジョージ国王とエリザベス女王が、それぞれ1942年と1945年に購入したものだ。
生前の女王は1951年秋に北米を訪問した時、このブローチを着けていた。ほかにも1991年に英バークシャー州の町ブラックネルを訪れた際や、1995年にエプソム競馬場で開催された英ダービーに出席した時にも着用していた。
女王はこのブローチを、左肩や襟の上に並べて着けていたという。
画像は『The Royal Family Instagram「Today, The Queen presented Maundy Money to 75 men and 75 women in Worcester Cathedral in recognition of service to their local communities.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)