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writer : ac

【海外発!Breaking News】卵巣から摘出した巨大なコブのような10キロの腫瘍、中には歯や骨の成分が(露)

合計2時間50分を要した。

ヘルニアの症状が悪化して訪れた病院でCT検査を行ったところ、卵巣にスイカほどの大きさの腫瘍を発見。直径約40センチ、重さ10キロもあった(『КОНТ 「Хирурги Склифа удалили опухоль весом 10 кг, внутри которой нашли зубы」』より)

こうして摘出された腫瘍の中には、歯や骨などの組織が含まれており、女性は胚細胞(卵子や精子)のもとである細胞が腫瘍化し、卵巣や精巣にできることが多い「奇形腫(テラトーマ)」と診断された。奇形腫は胎児期に様々な臓器に分化する能力を持つ細胞からできるため、腫瘍の中には神経系成分や脂肪成分、骨や歯の成分など色々な組織が含まれるのだという。

手術は約2時間50分をかけ、外科医と産婦人科医がチームとなって行われた。卵巣腫瘍を摘出し、悪化したヘルニアのため腹壁を修復して再形成したという(『КОНТ 「Хирурги Склифа удалили опухоль весом 10 кг, внутри которой нашли зубы」』より)

ちなみに医師は術後、女性から摘出した巨大なコブのような腫瘍と、中に含まれていた4つ並んだ歯の写真を公開しており、「手術は全てが順調だった」と笑顔を見せていた。

なお奇形腫の多くは良性腫瘍であるものの、巨大化すると周囲の臓器を圧迫し腹痛や腰痛など様々な症状を引き起こすため、体調の変化を自覚した場合は早めに医師の診察を受けることが望ましいそうだ。

実際に摘出された歯の一部。奇形腫は胚細胞(卵子や精子)のもとである細胞が腫瘍化したもので、卵巣や精巣にできることが多いという(『КОНТ 「Хирурги Склифа удалили опухоль весом 10 кг, внутри которой нашли зубы」』より)

巨大な卵巣腫瘍といえば昨年、体重増加に悩んでいたエクアドルの43歳女性の卵巣から、重さ13キロの卵巣腫瘍が摘出されていた。当時の様子はカメラが捉えており、大きなオレンジ色の腫瘍は「まるで巨大タラコのようだ」と注目された。

画像は『КОНТ 「Хирурги Склифа удалили опухоль весом 10 кг, внутри которой нашли зубы」』『Hospital General Monte Sinaí Guayaquil Facebook「#BolletínDePrensa」』『NDTV.com 「Indore Doctors Find 15-Kg Tumour In Woman Who Complained Of Stomach Ache」』『El Tiempo 「Extraen un tumor de 12 kilos a una mujer en el municipio de Uribia, La Guajira」(FOTO: Portal La Guajira Hoy)』『The Sun 「BABY OP TRAGEDY ‘Pregnant’ OAP, 81, dies after surgery to remove ultra-rare ‘stone baby’ she’d been carrying for more than 50 years」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

エクアドルの病院で2023年10月、43歳の女性の腹部から重さ13キロの卵巣腫瘍が摘出された。女性は体重増加に悩んでいたという(『Hospital General Monte Sinaí Guayaquil Facebook「#BolletínDePrensa」』より)

インドの私立病院で2023年8月、体重49キロの女性の腹部から約15キロの“巨大白子”のような卵巣腫瘍が摘出される。女性の手術のために12人以上のチームが結成されていた(『NDTV.com 「Indore Doctors Find 15-Kg Tumour In Woman Who Complained Of Stomach Ache」』より)

コロンビアで2023年7月、31歳女性の腹部から摘出された約12キロの腫瘍。患者は「妊娠した」と思っていたそうだ(『El Tiempo 「Extraen un tumor de 12 kilos a una mujer en el municipio de Uribia, La Guajira」(FOTO: Portal La Guajira Hoy)』より)

ブラジルに住む81歳の女性の腹部に石灰化した胎児が見つかり、今年3月14日に摘出手術を受けるも翌日に死亡した。医師はこの胎児について、少なくとも56年間、腹部に留まっていたのではないかと推測していた(『The Sun 「BABY OP TRAGEDY ‘Pregnant’ OAP, 81, dies after surgery to remove ultra-rare ‘stone baby’ she’d been carrying for more than 50 years」』より)

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