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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】脳腫瘍の摘出手術中、米50州の覚え歌を完璧に歌った女性患者(米)<動画あり>

「確か退役軍人の日に学校で歌った曲で、小学校2年生の頃から忘れたことはありません」と曲を決めた経緯を明かしている。

手術中に同曲を歌ったジェイデンさんだったが、執刀医に質問を投げかけられても、それを無視して歌い続けていたという。流していた音楽を止めるまで歌っていたそうで、それほどこの曲はジェイデンさんの身に染み付いていたようだ。

手術は約12時間もかかったが、ジェイデンさんは脳機能を維持したまま、腫瘍の約85%を取り除くことができた。

ジェイデンさんは、「仕事で医療に携わっているので、手術の前は落ち着いていることができました。それでも手術30分前はさすがに緊張しましたが、不安で押しつぶされそうになるようなことはありませんでした。以前に扁桃腺を摘出する手術を受けたことがありますが、あの簡単な手術と比べると、今回の脳手術は非常に大きなものです。しかし執刀医の先生たちは毎回声をかけてくれ、本当に安心させてくれました」と振り返った。

腫瘍の大部分を手術で摘出したが、残りの部分は6週間の放射線療法のあとに1か月の休みを挟み、その後に1年間の化学療法を行うそうだ。ジェイデンさんは、「私はアクティブな人間なので、副作用による疲労感を心配しています。一日中ベッドで寝ていたいと思うこともあるでしょうね」と今後の治療に関する不安を吐露した。

それでもジェイデンさんは前向きに過ごしており、手術中に歌った様子を捉えた動画などをSNSに投稿し、自身と似た境遇にある人々のために闘病の様子を公開していくという。

手術中に完璧に歌ったジェイデンさんは、腫瘍の約85%を摘出することができた。これから化学療法などで残りの治療を受けるという(『Jayden Zientara Instagram「Hello everyone!!!」』より)

ジェイデンさんの動画には、「なぜそんなに落ち着いていられるの!?」「私だったら何を歌うか考えちゃうな」「手術中に起きていられるの?」「手術中に覚醒しているのって、どんな気持ちなんだろう」といった驚きや疑問の声が寄せられている。またテックインサイト編集部からは、ジェイデンさんに「今後の治療を乗り越えられますように」とメッセージを送っている。

ちなみに2022年10月にはイタリアで、演奏能力を手放したくなかったサックス奏者の男性が、脳手術中に完璧に演奏していた

@jaydenzientara My brain was completely open on the other side of the sheet lol. #braincancer #brainsurgery #cancer #unitedstates #tumor #surgery #medical ♬ original sound – Jayden Zientara

画像は『Jayden Zientara Instagram「I’m a day late, but I can’t believe I had my brain surgery ONE month ago!!!!」「Hello everyone!!!」』『CBS News 「Man plays his saxophone through 9-hour, “very, very complex” brain surgery to remove tumor」(COURTESY OF PAIDEIA INTERNATIONAL HOSPITAL)』『Mirror 「Girl, 9, undergoes brain surgery awake as she plays video games and piano for six hours」(Image: India Photo Agency/Jam Press)』『IOL 「SA jazz musician stays awake during brain surgery」』『SP ZOZ MSWiA w Kielcach Facebook「U nas pacjenci to dopiero mają serwis」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

イタリアの病院で2022年10月、サックス奏者の男性が手術中に意識を保てる「覚醒下手術」を受けることを選択。9時間に及ぶ手術を受けながらサックスを演奏し続けた(『CBS News 「Man plays his saxophone through 9-hour, “very, very complex” brain surgery to remove tumor」(COURTESY OF PAIDEIA INTERNATIONAL HOSPITAL)』より)

インドの病院で2020年、9歳女児が「覚醒下腫瘍摘出手術」を受けた。女児は手術中にシンセサイザーを演奏したり、ビデオゲームをしていた(『Mirror 「Girl, 9, undergoes brain surgery awake as she plays video games and piano for six hours」(Image: India Photo Agency/Jam Press)』より)

南アフリカの病院で2018年、覚醒下による開頭手術を受けたミュージシャン。手術中にギターを弾き続けた(『IOL 「SA jazz musician stays awake during brain surgery」』より)

ポーランドにある病院で2022年、男性患者が「ワールドカップをどうしても見たい」と手術を受けながらテレビ観戦していた(『SP ZOZ MSWiA w Kielcach Facebook「U nas pacjenci to dopiero mają serwis」』より)

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