英領北アイルランド在住のある女性が今月20日、持病の影響で意識を失った。その時、自宅には3人の幼い子どもしかいなかったが、長男の6歳男児が冷静な行動をとった。当時の様子は自宅に設置された監視カメラが記録しており、のちに女性がSNSで公開すると、男児の落ち着いた様子に「なんて賢い子なの」といった称賛の声が寄せられた。英ニュースメディア『Metro.co.uk』などが伝えている。
北アイルランドのダウン州ニュートナーズに住むエリザベス・クルックスさん(Elizabeth Crooks、26)は今月20日、長男エイデンくん(Aiden、6)、長女キャシーちゃん(Cassie 、5)、次女ルナちゃん(Luna 、2)と出かける予定があった。
神経系の持病「機能性神経障害(FND)」を抱えているエリザベスさんは、起床してから疲労感やだるさなどを感じていた。しかしパートナーは仕事に出かけており、外出中にサポートしてくれる人がいなかったため、エリザベスさんは万が一に備えて自宅で安静することにした。
そして自宅でシャワーを浴びている時、エリザベスさんに異変が起きた。心拍数が異常に上昇しているのを感じたと言い、普段なら少し座っていれば落ち着くが、この日はなかなか落ち着かなかった。「このままでは意識を失ってしまう」と危険を感じたエリザベスさんは、自身の母親に電話をかけて家に来るよう頼んだが、母親は運転できずバスに乗らなければならないため、すぐには駆けつけられなかった。
エリザベスさんは、意識を失った当時のことを「『ママは具合が悪いの。私の目が届くところにいてくれる?』と子どもたちに伝えました。でも、それからのことは覚えていません」と振り返っている。
目の前で母親が気を失い、幼い3人の子どもたちはパニックになってしまうかと思われたが、エイデンくんが見事な対応を見せた。
当時の様子は玄関先に設置された監視カメラが捉えており、