性別を再チェックする機会が無いまま、オスとして今日まで来てしまったらしい。名前のサリーも、女性名のスペル「SALLY」ではなく、男性名の「SULLY」だ。
ゴリラは早ければ5歳から繁殖することができ、サリーは出産できる年齢に達している。また妊娠期間が人間より少し短い8か月半なので、逆算すると昨年の秋の終わりに妊娠したことになるが、ここで一つの疑問が浮上する。
相手は誰なのか?
サリーが所属する群れのオスは、リーダーの“マック(Mac、39)”、若い“カモリ(Kamoli、10)”と“JJ(6)”だ。別の群れには、メス4頭を率いるリーダーの“クテンベ(Ktembe、26)”もいる。父親を確定させるために、後日DNA検査が行われる予定だと同園は発表した。
今回生まれた赤ちゃんはメスで、同園で誕生した34番目のゴリラになるという。園は21日から屋内展示エリアでの一般公開を再開したが、母子が入園者から見える場所に出てくるかどうかは、サリー次第。運が良ければ、サリーの新米ママぶりを観察することができるだろう。
SNSには、このニュースを見た人々から以下のようなコメントがあがっている。
「おめでとう! すごいサプライズね」
「OMG、名付けはどうしようかしら?!?!」
「赤ちゃんの名前は“Boo”にすべきよ。出産おめでとう、ママ」
「この赤ちゃんを見に行かなくっちゃ!」
中には、
「4年間、医療ケアや簡単な検査で性別に気付くことが一度もなかったのかしら。年一回の健康診断もしていないの?」
「サリーの性別に気付けなかった動物園が、どうして赤ちゃんゴリラがメスだって分かるんだ?」
などと、同園の勘違いに関するツッコミも多数見受けられた。
画像は『Columbus Zoo and Aquarium 2023年4月20日付Facebook「Wow, what an office view!」、2023年3月13日付Facebook「Happy 26th Birthday, Ktembe!」』『Blog | Columbus Zoo and Aquarium 2023年7月19日付「A Gorilla Birth Brings Two Surprises for the Columbus Zoo」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)