闘犬であるピットブルの血筋を引く大型犬「アメリカンブリーXL」の飼育が禁止されたばかりのイギリスで今年4月、28歳の女性が同種のオスの飼い犬に襲われた。女性は腕や脚などに200か所の傷を負い、豊胸インプラント(バッグ)を引き裂かれそうになったという。英ニュースメディア『The Sun』などが伝えた。
英ノーフォーク、ホルトに住むモデル兼タトゥーアーティストのチャーリー・ワッツさん(Charlie Watts、28)は先月9日、飼い犬でアメリカンブリーXLの“ジュジュ(Juju)”に襲われ、4日間の入院を強いられた。
ジュジュが、もう1頭のオスの飼い犬でアメリカンブリーXLのミックス“タイタン(Titan)”とけんかを始めて馬乗りになったため、チャーリーさんがジュジュを引き離そうとしたところを襲われ、襲撃は35分にも及んだという。
この事故で、チャーリーさんは豊胸インプラントを噛みちぎられそうになったほか、腕や脚などに200か所の傷を負った。また80か所を縫わなくてはならず、「生きていたのは奇跡」と語った。
イギリスでは、アメリカンブリーXLによる事故が相次いだことから今年1月、繁殖や売買などを違法とし、2月からは無登録での飼育を禁止。すでに飼育中で登録済の個体には、公の場でのリードと口輪の装着が義務付けられた。
チャーリーさんがタイタンを迎え入れたのは3年前のことで、