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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】前足に奇形を持って生まれた子犬、大手術受けるも天国へ(米)<動画あり>

5263ドル(約67万円)の手術費用をカバーするために寄付を募った。また手術に先駆けCTスキャンや3Dプリンターでミラの前足の状態を詳しく確認し、詳細な手術プランが立てられた。

手術は関節部分を固定器具とゴムバンドを使って外側から固定するか、専用のピンで関節を完全に固定してしまうかの2通り計画された。実際にミラの骨の状態を目視で確認してからの選択にはなるが、前者の方が成長後の関節可動域が広がるためこちらの計画で進める方針が固められた。

そして手術は今月23日の午前8時に決まり、手術後は満足に動けない日々が続くためミラは前日に思う存分遊び、スタッフたちにこれ以上ないくらい可愛がってもらったという。手術当日は朝4時半にご飯を食べ、ミラは4本の脚でしっかりと歩ける日を夢見て大手術に臨んだ。

CTスキャンを受けたミラには、手術の詳細な計画が立てられた(画像は『Oliver and Friends Farm Rescue and Sanctuary 2022年5月20日付Facebook「Mila Update!」』のスクリーンショット)

しかし手術当日の午後、Facebookに悲しい知らせが投稿された。ミラは手術のために麻酔をかけられたがその際に心肺停止の状態となってしまい、担当した獣医らは12回も心肺蘇生を試みるなどできる限りのことを尽くしたがミラはそのまま息を引き取った。

「ミラを亡くしたことは私たちにとってあまりにも大きな出来事です。ミラはとても愛されていたので、私たちスタッフも獣医チームもあまりのショックに茫然とし、辛い思いをしています。私たちがミラの死を受け入れるため、少し時間をいただきます。」

スタッフらはFacebookでこのように思いを吐露しており、ミラの早すぎる死に動揺を隠しきれない様子だった。なおミラのようにパグやブルドッグなど頭の幅に対して縦の長さが短い犬種は短頭種と呼ばれており、呼吸器の構造が他の犬と異なるため麻酔によるリスクが高いと言われている。今回ミラの死因が麻酔によるものであるのかは明かされていない。

画像は『Oliver and Friends Farm Rescue and Sanctuary 2022年5月17日付Facebook「You guys! You’ll never believe this…」、2022年5月20日付Facebook「Mila Update!」、2022年5月17日付Facebook「Thanks KFOR-TV for the story about Mila and Milo!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

大手術に臨むも、4本の脚で歩く夢は叶わなかったミラ(画像は『Oliver and Friends Farm Rescue and Sanctuary 2022年5月17日付Facebook「Thanks KFOR-TV for the story about Mila and Milo!」』のスクリーンショット)

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