実はとても伸びるのが遅く、リサさんは「同年齢の子と比べると短髪で、これまで一度も髪を切ったことがないんですよ」と明かし、髪の手入れについてこのように説明した。
「娘の髪を落ち着かせようとこれまで様々な製品を試しましたが、上手くいきませんでした。ロージーの髪はとても乾燥していて脱脂綿のようなのに、繊細ですぐ切れてしまいます。乾燥した髪をとかすと痛がるので、必ず水で濡らすかコンディショナーをたっぷり付け、髪のもつれを取る専用ブラシを使います。ロージーが泣かないように、スタイリングは最小限にしているのです。」
ロージーちゃんは今年9月にプライマリースクール(小学校)が始まるため、リサさんは娘が髪のことでいじめられたりしないよう本を買って読み聞かせをしているそうで、こう語っている。
「娘は髪に触られるのが大嫌い。だからもしもの時は『ノー』と言えるように、『私の髪に触らないで(Don’t Touch My Hair)』という本を買いました。本はアフロヘアーの子の話ですが、どんなことがあってもしっかりと対応できるように今から準備をしているのですよ。」
なおこのニュースには「ロージーちゃんはとてもゴージャスだと思う」「最近はUHSについて聞く機会が増えた。母親がこうやって声をあげるのはとても大切なこと」「失礼なことを言ってくる人のことは気にしないことよ。私は素敵な髪だと思う」「子供が聞こえるように話をするなんて、人としてどうなの? 無視したらいいわ」「可愛い!」といった親子への応援コメントが多数あがっている。
ちなみにUHSの実際の患者数は100例を超えるとみられるが、病気についての知識がなかったり、思春期を過ぎて症状が落ち着くケースもあり正確な患者数は不明である。ドイツの大学研究チームは、UHSは3つの遺伝子の突然変異が原因で毛幹のたんぱく質の生成が妨げられて発症することを突き止めており、骨や歯、爪などの形成不全を伴うこともあるようだ。
画像は『The Mirror 2022年4月13日付「Mum of girl with unruly hair due to condition told ‘brush it’ by cruel strangers」(Image: Mercury Press & Media Ltd.)』『Granthshala News 2022年4月13日付「Mother of girl, 3, who’s compared to Rod Stewart and Boris Johnson because of rare uncombable hair syndrome reveals rude strangers have asked: ‘Don’t you own a hairbrush?’」(Mercury Press & Media Ltd.)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)