米アラバマ州マディソン郡トニー在住の5歳女児は、茶や黒髪の家族の中で一人だけ金髪である。しかも髪は常にまとまらず、まるでライオンのたてがみのようにボリュームがある。このたび女児の母親が『Metro』『The Sun』などのインタビューに応じ、「『櫛でとかせない頭髪症候群』について知って欲しい」と訴えた。
ティファニー・レクィアさん(Tiffany Lequieu、35)の娘ゾーイ・フレーダちゃん(Zoey Freda、5)は生まれた時、髪が1本も生えていなかった。その後フワフワの髪が生えてきたものの1歳の時に全て抜け落ち、再び生えてきたのはゴワゴワの逆毛で常に寝ぐせがついているようだった。
ティファニーさんは「家族の髪はみな茶か黒でしたが、ゾーイだけはなぜか金髪でした。1本1本の髪が縮れていて伸びる速度も遅く、『なぜこの子だけ?』と思っていましたが、2歳の時に『櫛でとかせない頭髪症候群(Uncombable Hair Syndrome、以下UHS)』を患う子の記事を読み、『これに違いない』と確信したのです」と明かす。
その後、UHSのサポートグループのFacebookに参加したティファニーさんは、UHSを患う子は骨や歯、爪などの形成不全などを伴うことがあることを知り、2歳半の娘を皮膚科医のもとに連れて行った。
ティファニーさんは「遺伝子検査などの結果、UHSとの診断を受けましたが、髪がまとまらない以外、ゾーイには健康上の問題はありませんでした」と語り、こう続けた。
「まだ慣れない頃は、無理やりゾーイの髪をとかそうとして櫛がからまり、毛がごっそり抜けてたり、可愛らしいリボンをつけて外出しても、するりと落ちてしまうことがありました。でも現在は、帽子をかぶったりヘッドバンドなどをする以外は特に何もせず、ボリュームのある髪型のままで過ごさせています。」
実はゾーイちゃんはあまり汗をかかないそうで、