「爆撃された産院と小児病院を背景にあんな写真を撮るなんて、この役を演じるのにいったいいくらもらったんだ」「金がらみか」「ブロガーならなぜ、もっと早く現地の情報を伝えなかった?」「激しい攻撃を受けた後で、あんなに大きなお腹の妊婦が歩けるわけがない。突然妊婦になって、どんな気分だい?」「こんな偽の情報を流してロシアをはめようとしているなんて、犯罪だ。あんたを好きな人なんていないだろうね」「恥を知れ」といったロシア語のリツイートが多数あがった。
しかしこの攻撃により、6歳の女児を含む3人が死亡し、少なくとも17人が負傷したことが確認されており、在英ロシア大使館の投稿はコミュニティ・ガイドラインに違反するとして削除され、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はロシア軍が産院や小児病院を攻撃したことに対し「残虐、戦争犯罪」と痛烈に批判した。
なおマリアナさんのInstagramの最後の投稿は日本時間3月1日で、2枚の子供服を手にし、大きなお腹を出して「赤ちゃんは男の子かしら? それとも女の子かしら…?」と綴り、幸せいっぱいの笑みを浮かべていた。またバレンタインデーにはユーリさんと見つめ合う写真を投稿し「私たちは恋をし続けるの…。そして幸せを運ぶ赤ちゃんがもうすぐ産まれ、家族の新しい生活が始まるのよ…」と言葉を添えていた。
幸せの絶頂にいたはずのマリアナさんにとって、激戦地での出産、そして子育てはつらく命がけであることは想像に難くない。ただベロニカちゃんは希望である。家族全員、どうか生き抜いて欲しいと願わずにはいられない。
画像は『New York Post 2022年3月11日付「Pregnant Ukrainian blogger seen fleeing maternity hospital blast has given birth」(Evgeniy Maloletka)(UKRAINE MILITARY)』『Metro 2022年3月11日付「Pregnant blogger injured when Russia bombed maternity ward gives birth」』『БЬЮТИ БЛОГ | PRO ВOЛOCЫ 2022年3月1日付Instagram「ДЕВОЧКА ИЛИ МАЛЬЧИК」、2022年2月15日付Instagram「Просто лишний повод сказать, что я」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)