男に対して「気の毒なことをしてしまったかもしれない」と心境を明かした。ダレンさんは幼い頃、十分な食べ物を口にできない環境で育ち、苦労していたという。「もしかしたら、この男も昔の自分と同じ状況にあったのかもしれない」という思いを抱いたダレンさんは、男を警察に突き出すことはせず「さっさとどこかへ行け! 走れ!」と言って解放したのだ。
その後、ハンドバッグの持ち主を探したが見つけることができなかった2人は、近くにあったセインズベリーズ(イギリスのスーパー)に持って行き、スタッフに手渡した。
帰宅後に撮影した動画をダレンさんに見せたニコルさんは「ダレンは男を引きずり倒してしまったことに、申し訳なさを感じているようでした。私はダレンの迅速な判断を誇りに思いますが、相手がナイフを持っていたかもしれないと叱りましたよ」とダレンさんを嗜めたことを明かした。
この件で同州警察は捜査に乗り出し、現在は目撃情報を集めている。アンドリュー・クレーン巡査部長(Andrew Crane)は「今回の動画は、1人の男性が犯罪行為に介入して阻止しようとした姿を捉えたものです。私たちは彼に感謝の意を伝えたいです」とダレンさんの行動を称賛した。
ハンドバッグを持ち主に直接返せなかったものの、ニコルさんは「夫の行動には驚きましたが、今回の行動を起こすほどの強さを誇りに思います」と述べている。
画像は『LADbible 2021年8月4日付「Bystander Steps In To Save Woman’s Bag After Man ‘Steals It’ On The Street」(Credit: TikTok/@thisdizbiz)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)