娘の部屋を覗いていた男が警察の事情聴取から逃げ出したが、母親の渾身のタックルによって取り押さえられたというニュースが届いた。娘を守るため無我夢中だったと話す母親は、過去にタックルを学んだ経験はなかった。目撃した警察官は「本当に見事なタックルだった」と称賛し、フットボールチームへ勧誘するジョークを飛ばした。『ABC7』などが伝えている。
米テキサス州在住のフィリス・ペーニャさん(Phyllis Pena)は先月31日午前7時頃、近くのスーパーマーケットで買い物を終えて帰宅した。すると15歳の娘の寝室を覗く1人の男を発見したという。
その男はフィリスさんに気付くと逃げ出したので、フィリスさんは急いで警察に通報した。2人の警察官が到着すると、近くに潜んでいた男を発見し事情聴取を始めた。男はゼイン・ホーキンス(Zane Hawkins、19)と判明したが、フィリスさんらと面識はなかった。
そして警察官がゼインを拘束しようとした際、ゼインは逃走を図った。その時の様子はパトカーの車載カメラが捉えているが、画面右側で娘の肩を抱き、事情聴取の様子を遠くから見ていたフィリスさんは、ゼインの逃走方向に近づくとタックルを食らわせて地面に押し倒したのだ。
フィリスさんがタックルする直前、娘がそっと背中を押す姿も確認できる。娘は男を捕まえられると思っていなかったようで、手に口を当て驚きながら駆け寄っていた。
映像でも分かるようにゼインは全速力で逃げており、