店先のテラスで食事をしていた55歳の女性が、通りがかった男によってバッグをひったくられる事件がオーストラリアで発生した。被害者の女性は走って逃げる男をすぐに追いかけ、引きずられながらもバッグを奪い返すことに成功した。女性は手足が傷だらけになり、肋骨にひびが入るケガしたが、その執念の行動に驚きの声があがり、地元メディアでは“忍者おばさん”とあだ名が付けられている。『7NEWS』などが伝えた。
先月19日午後8時半頃、豪クイーンズランド州ゴールドコースト北部ピンパーマにあるレストランにてひったくり事件が発生し、防犯カメラがその瞬間を捉えていた。動画には画面奥でオレンジ色のシャツを着た男が女性と取っ組み合いをする様子が映っている。
被害者の55歳の女性は店先のテラスで誕生日祝いの食事をしていたと言い、男はテーブルに置いてあった女性のバッグを盗んだのだ。気づいた女性がその場ですぐに奪い返そうともみ合いになったが、男は女性を振り払い走って逃げだした。
しかし諦めなかった女性は靴を脱ぎ裸足で追いかけ、男の首根っこを掴むと地面に引きずり倒した。そのまま男の首に腕を回してヘッドロックをかけた女性だが、男はすり抜けて逃げようとする。それでも女性は「意地でもバッグを離さない」と言わんばかりに、男性に引きずられながらもバッグにしがみついている。
そして男は女性のあまりのしつこさに諦め、