近所の人と挨拶を交わす長閑な朝の光景は、1匹のボブキャットにより一転した。夜行性で普段は人前に姿を見せないはずのボブキャットが凶暴化し、1人の女性に襲いかかったのだ。後に検査するとこのボブキャットは狂犬病にかかっていたという。女性の夫も捕まえた際に噛まれてしまったが、2人とも病院で治療を受けて現在は回復している。『WECT TV6』などが伝えた。
米ノースカロライナ州ペンダー郡バーガーにて今月9日、静かな住宅街に恐怖の叫び声が響き渡った。声の主は同地域に住むクリスティ・ウェイドさん(Kristi Wade)で、夫のハッピー・ウェイドさん(Happy Wade)と共に飼い猫を獣医に連れて行くため車に乗り込もうとしているところだった。
当時の様子を自宅に設置された防犯カメラが捉えているが、荷物を持って車の近くに現れたハッピーさんはジョギングしていた近所の人に手を振り、「おはよう!」と爽やかに朝の挨拶を交わしている。
ハッピーさんは近くにいるクリスティさんに「洗車しないといけないね」と話しかけ、他愛のない会話をしており、天気も良く清々しい朝の光景だ。
しかしハッピーさんが後部座席のドアを開けて荷物を入れようとした時、画面左下から現れたクリスティさんが急に金切り声をあげた。
「何てことなの!? ハッピー逃げて! 逃げるの!」というクリスティさんの叫び声に驚いたハッピーさんは、状況を確認するために急いで車の反対側にいたクリスティさんのもとに駆け寄った。その目に飛び込んできたのは、凶暴化したボブキャットに背中から襲われるクリスティさんの姿だった。
「嘘だろ!? ボブキャットじゃないか!」と驚きながらも、