退院請求は却下された。
なお今回の裁判でアナトリーは被害者家族に謝罪をすることを拒否し、次のように言い放った。
「あの少女たちは、ただの少女だ。両親のことなど私には全く関係ないし、知らない。両親は娘を墓に埋めた時点でその権利を手放したことになる。だから私が謝る必要はない。」
「病院から出て自由になったら、子供たちの英語教師になりたい。」
またこれまでの裁判でも「家族らは少女を冷たい墓に葬った。だから私が家に連れ帰って、温めてあげたんだ」などと述べ、被害者家族の怒りを買っていた。
今回の裁判所の決定に対し、アナトリーに娘の墓を掘り起こされたナタリア・シャディモヴァさん(Natalia Chardymova、46)は、次のように語った。
「私は棺の中に娘の遺体がないことを知らないまま、9年間も墓参りをしていました。死んだ子供たちに異常な虐待をし、私の人生に恐怖をもたらしたあの“生き物”が病院から出ることなど許されるはずがありません。彼は明らかに精神を病んでいます。今は娘の墓碑に名前が刻まれていますが、彼が退院したら娘の名前を隠さなくてはならなくなるでしょう。」
しかしながらアナトリーの母エルヴィラさん(Elvira、77)は「裁判所の決定は偏見に満ちている。息子は社会に出て仕事をすることも、結婚をすることもできない」と不満を露わにしている。
画像は『The Sun 2020年11月2日付「DOLLS OF DEATH Twisted grave robber who stole corpses of 29 girls and dressed them up like dolls refuses to apologise to their parents」(Credit: East2west News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)