「事実は小説より奇なり」というが、このほどアメリカで母親の遺品整理をしていた男性が乳児と思われる遺体を発見し困惑しているようだ。遺体についての事実を話すことなくこの世を去った母親に、男性は怒りすら覚えたという。『KSDK.com』『Washington Post』などが伝えている。
米ミズーリ州セントルイスに住むアダム・スミスさん(Adam Smith、37)は7月21日、母親バーバラさん(Barbara)を肺がんで亡くした。
1週間後の28日、アダムさんはバーバラさんが20年以上も住んでいたアパートを引き払わなければならないために遺品の整理をしていたが、冷凍庫の中にビニール袋に包まれた箱があることに気付いた。
実はこの箱、アダムさんが物心つく前からあったという。かつてアダムさんが箱の中身について尋ねると、バーバラさんは「ウェディングケーキの上に載っていた飾りを保管している」とだけ言われ、それ以上はあまり話したがらなかったそうだ。
今回アダムさんは、その箱を冷凍庫から取り出して中を確認することにした。「多少の現金が入っているかも」と少しだけ期待していたそうだが、箱をナイフで切り開けるとさらにピンク色の布で何かが包まれていた。
それを箱から取り出すと、布を通して小さな足に触れた。ようやくそれが何なのか分かった瞬間にアダムさんは我を失うほど驚いてしまったそうで、