米ニューメキシコ州の墓地に設置された監視カメラに、小さな女の子の姿が映し出された。女の子が現れたのは真夜中で、映像を見た母親が今月8日に「あれは2年前に他界した私の娘」とFacebookに投稿して注目されている。『News 4 San Antonio』『The Sun』などが伝えた。
米ニューメキシコ州ラスクルーセスに住むサンドラ・ゴンザレスさん(Saundra Gonzales)の娘ファビオラ・ロドリゲスちゃん(Faviola Rodriguez)が亡くなったのは、2018年9月6日のことだった。ファビオラちゃんは当時、サンドラさんのボーイフレンドだった男と2人でいる時に虐待を受け、その怪我がもとで死亡した。
ファビオラちゃんは地元のモサニック・セメタリー(Mosanic Cemetery)に埋葬されたが、ここ最近はお墓に供えたおもちゃなどが盗まれることが続き、サンドラさんは墓地のオーナーに見回りを強化するようにお願いしていた。
一方でファビオラちゃんが眠るお墓のそばでは、若くして殺害されたジェイムズさんの両親が息子のお墓が度々荒らされることに胸を痛めていた。両親は「もしかしたら、まだ捕まっていない犯人の仕業かもしれない」と疑い、「警察に何らかの情報を提供できれば」と監視カメラを設置した。
そしてある日、監視カメラの映像をチェックしていたジェイムズさんの家族は、真夜中に息子のお墓の周りを幼い女の子がうろついていることに気付いた。家族は「こんな遅い時間に迷子かしら?」と心配し、墓地のオーナーのもとを訪れると、動画を見た従業員にこう告げられた。
「この女の子のことを知っているよ。2年前に亡くなっているんだ。お墓に案内するよ。」
その翌日、動画のことなど全く知らないサンドラさんと祖母はファビオラちゃんのお墓参りに来ていて、