アリスさんの携帯電話に何度も連絡を試みたが全く繋がらず、心配していた矢先だったという。発見されたアリスさんの遺体に事件性はなく、警察は自殺と断定。娘を失ったアリスさんの母ドーンさんは、ソーシャルメディアでこのように綴りジェイソンさんとともに娘の死を悼んだ。

「あまりにも辛いですが、ここに私の美しい娘が帰らぬ人となってしまったことをお知らせします。娘はジェイソンの死に苦しみ、彼なしでは生きていけなかったのでしょう。いつも周りを明るくしてくれる存在だった2人を失ったことで、私も夫も深い悲しみに沈んでいます。」

ジェイソンさんとアリスさんは8年間交際しており、世界中を一緒に旅した後、英シュロップシャー州から豪パースに移住した。しかしオーストラリアでの生活は、まだ1年も経っていなかった。英シュロップシャー州では、ジェイソンさんは同州サッカーチーム「Market Drayton Town F.C（マーケット・ドレイトン・タウン フットボールクラブ）」に所属しディフェンダーとして活躍、オーストラリアではラグビーチーム「Cottesloe Rugby Union F.C（コテスロー・ラグビー・ユニオンフットボールクラブ）」の熱心なプレイヤーとして知られた存在だったという。今回、ジェイソンさんの訃報を知った両チームは追悼メッセージを発表し、「ジェイソンは、寛大で素晴らしい人物だった。まだ若くしてこのような悲劇に見舞われたことをとても残念に思う」とアリスさんともどもその死を悼んだ。

なお今回の件で事故を起こしたデリバリードライバーの車は警察の検査に回されたが、ドライバー自身は逮捕されていない。このニュースを知った人からは、「そんなに酔っていたなら友人が家までタクシーで一緒に帰ってあげていれば、こんな事故は起こらなかったのに」「こんなこと言いたくはないけど、我を忘れるまで飲むのはよくないよ。轢いてしまったドライバーも、2人の命が失われたことにきっと一生苦しむだろうね」「なんかドライバーに同情してしまうな」「これは悲劇。アリスさんはジェイソンさんが亡くなって完全に心が折れてしまったんだろうね…」「アリスさんの心情を思うと居たたまれない。相当辛かったんだろう」「悲しい結果だ…」「どうか安らかに」といった声があがっている。

画像は『Mirror　2018年12月24日付「Girlfriend takes own life hours after partner killed by Domino’s delivery driver」（Image: Facebook）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　エリス鈴子）