若ければ若いほど、恋愛に人生のすべてを捧げようとしてしまうことがある。「あなたを失ったこの悲しみを乗り越えられない。これほど愛せる人はあなたひとり」。イギリスの若いあるカップルに訪れた、あまりにも残酷な結末。家族や友人らのショックは尋常ではない。
長年友人であったが、数か月前からデートするようになり、一緒にポルトガルに旅行した後、同棲生活を始めていた英スタッフォードシャーのフィル・ジェームスさん(19)とベッキー・テイトさん(20)。イギリスの人々が今、この若いカップルのあまりにも短く燃え尽きた人生に深い同情を寄せている。
悲劇は今年9月に突然訪れた。英国では不思議ではない、警報機はあっても遮断機の付いていない小さな踏切で列車にはねられたフィルさんは、たった19歳にして無念にも命を奪われてしまった。優しくて素敵なラガーマンであったフィルさんの突然の死に、悲しみにくれていたベッキーさん。彼のためのラグビーの追悼試合にも訪れたが、明るさを失い、ふさぎ込んだままの彼女を友人らも強く心配したという。そしてついに…。
続いての悲劇は今月9日のことであった。天国のフィルさんのそばに行くことを決意してしまったベッキーさん。彼女は同じ踏切の線路の上に横たわり、自らの命を絶ってしまったことを英メディア『mirror.co.uk』が伝えている。共通の友人も多かったこのカップル。誰もが「本当に美しく素晴らしい男女だった。この悲しみと喪失感はただではない」と肩を落としているという。
※ 画像はmirror.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)