こう語っている。
「彼女は本当に頑張っていました。もし私が彼女の立場だったら、恐怖で取り乱していたと思います。彼女は冷静かつ落ち着いており、私たちの指示にも素直に従ってくれました。彼女の行動には感心しました。」
マチルダさんの救出には非常に困難を伴い、80~500キロの岩が7つあり、まずそれらを取り除く必要があった。彼女と上にある岩の間に木製の支えを作り、落下しないように対策を施し、岩を少しずつウィンチ(巻き上げ機)で引き上げて、ようやく彼女の足に触れられる位置まで近づいた。
ピーターさんは狭い空間に降りて、彼女の救助を行ったが、これまで経験したことのない状況だったと述べた。
「『彼女はどうやってここに入ったのだろう?』『どうやって出せばいいのか?』と推測し、みんなでアイデアを出し合わなければなりませんでした。10年のキャリアの中で、このような状況に直面したのは初めてです。」
オーストラリア放送協会『ABC』によると、マチルダさんはニューサウスウェールズ救急隊のSNSに「私を助けてくれたチームに感謝します。あなたたちは本当に命の恩人です」と感謝のメッセージを書き込んでおり、「携帯電話は回収できなくて残念でしたが」と言葉を添えた。
ユーザーからは、「『携帯電話を回収できなかった』という部分が面白い。でも、本人はあまり気にしていないのでは?」「彼女は運が良かったと思う。長時間逆さまの状態は非常に危険なので、命が助かったのは本当に幸運だった」などといった多くのコメントが寄せられていた。
画像は『NSW Ambulance Facebook「BETWEEN A ROCK AND A HARD PLACE」』より
(TechinsightJapan編集部 MM)