海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】珍しい双子のゾウが誕生 出産確率わずか1%の貴重なケース(ミャンマー)<動画あり>

出生後の2頭の子ゾウの体高は2フィート6インチ(約76.2センチ)で、通常の子ゾウよりも4インチ(約10センチ)ほど小さく小柄だった。

小柄な子ゾウ達は母ゾウの胸の高さに口が届かず、母乳を飲むことができなかった。スタッフらは木製の足場を用意し、誕生後2日間は哺乳瓶を使って子ゾウ達にミルクを与えていた。

双子のゾウが誕生した場合、赤ちゃんゾウが生き延びることができなかったり、母ゾウが死んでしまうケースが多いと言われている。しかし、誕生後3日目から、子ゾウ達は自力で母乳を飲むことができるようになった。

ミョーさんは、「男の子の方は、歩き回って人と遊ぶのが好きで、女の子の方より食が細いですね」と双子の様子を話しており、双子はすくすくと成長しているようだ。

別のスタッフは「双子の父親である“アイ・タイク(Aye Htike)”は、よく他のゾウや人間を攻撃していたので、似ないといいのですが」と、双子の父親について触れた。父親の一方で、母親のパール・サンダは優しい心の持ち主だそうで、「双子が父親に似ず、行儀よく振舞えるように育てていきます」と、保護施設はコメントしている。

通常よりも一回り小さな体で生まれてきた子ゾウたち。生後3日目になって、ようやく自力で母乳を飲むことができるようになった(『Talker 「Extremely rare elephant twins born in Myanmar」(SWNS)』より)

双子のパール・シントとチョー・パールが誕生したことで、同保護施設のゾウの数は合計9頭となった。地球環境保全団体「世界自然保護基金 (WWF)」が2018年に行った調査によると、野生のアジアゾウは5万頭以下しか残っておらず、そのうちミャンマー国内に生息しているのは2000頭以下だそうだ。

ミョーさんは、「個人的には、双子のゾウが誕生するのを見たのは初めてのことです。小さな双子のゾウのお世話ができるのは嬉しいことですが、大きな責任を感じますね」とコメントを残した。

なお、2022年1月にはケニアの国立保護区でも双子のゾウが誕生しており、「ゾウの双子なんて初めて聞いた」と話題を呼んでいた。

画像は『Talker 「Extremely rare elephant twins born in Myanmar」(SWNS)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

1 2