今月16日、ゾウの双子が誕生したというニュースがケニアより届いた。ゾウが双子を出産する確率はわずか1%と言われており、同地域では2006年以来の双子の誕生となった。2頭が一緒に母ゾウをついて回る可愛らしい姿には「可愛すぎる」「ゾウの双子なんて初めて聞いたよ!」といった声が多数届いていることを『New York Post』などが伝えている。
ゾウの双子出産を報告したのは、ゾウの保護活動を行う団体「セーブ・ザ・エレファント(Save the Elephants)」で、ケニア北部にあるサンブル国立保護区でのことだった。同地域にあるホテル「Elephant Watch Camp」のガイド担当者が今月16日の午前中、同地区に生息するゾウの見分けを行うトレーニングを行っていた際に生後1日とみられる双子を発見した。
今回の双子はオスとメスで、母ゾウの“ボラ(Bora)”から誕生した。これまで同地区のゾウを28年間観察し続けてきたセーブ・ザ・エレファントによると、ボラはこの地域に生息する“ウィンズ(Wins)II”という家族の一員だという。アフリカゾウの妊娠期間は22か月間と哺乳類の中で最も長く、約4年ごとに出産を行うそうだ。ボラは2017年に1回目の出産を経験しており、