インドのマディヤ・プラデーシュ州には、お金を払って通う「犯罪を学ぶ学校」がある。12歳~13歳の子どもたちがそこで1年間学んだ技術を活かし、ギャングのもとで働くことにより、親たちは学費以上の金額を得られるという。閉鎖的な村のために警察も苦労していたが、徐々に取り締まりに成功していると印ニュースメディア『NDTV.com』などが報じた。
マディヤ・プラデーシュ州の州都ボーパールから約117キロメートル離れたカディア、グルケディ、ハルケディの3村には「窃盗、強盗、ダコイティ(集団強盗)の技術」を教える学校があることがインド国内で話題になっている。
実際に犯罪の技術を学ぶのは、12歳~13歳の子どもたちだ。彼らは親に送られ、犯罪の技術を学ぶカリキュラムに登録するため、家族は20万ルピー~30万ルピー(約34万6000円~51万9000円)の費用を払わなければならない。決して安くはないが、1年間の訓練を終えると子どもたちの親はギャングのリーダーから年間30万ルピー~50万ルピー(約51万9000円~86万5000円)の支払いを受けられる。そのため、我が子を入学させようとする親があとを絶たない。
1年間に子どもたちは、