皇帝(エンペラー)のような立派な口ひげを持つことから「エンペラータマリン」という名が付いたオマキザル科のサルをご存じだろうか。オーストリアの動物園が今月初め、生後6週になるエンペラータマリンの三つ子をSNSで公開し話題となっている。『Metro』などが伝えた。
オーストリアのウィーンにある世界最古のシェーンブルン動物園で12月1日、エンペラータマリンの三つ子が誕生した。268年という歴史ある同園でエンペラータマリンの赤ちゃんが生まれたのは5年ぶりで、性別はまだ不明だという。
同園が公開した三つ子の写真では、小さいながらもトレードマークの髭がしっかりと生えているのがわかり、くるっとした丸い目や鋭い爪が印象的だ。白い髭はオス・メスともに生えるそうで、成長すると10センチほどになるという。
園長のシュテファン・ヘリング・ハーゲンベックさん(Stephan Hering-Hagenbeck)は「生後6週目を迎える三つ子の体長は、尻尾を除いて5センチと成体の5分の1ほどで、日を追うごとに身体がふっくらとしてきていますよ」と語り、