海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】呼吸が停止した乳児にパニックの母親 冷静に対処したタコベル店員に称賛の声(米)<動画あり>

泣き叫び始めた。

青ざめるマイルズ君を抱いたまま、母ナターシャさん(左)はパニックに陥った(『People.com 「Pennsylvania Taco Bell Manager Performs CPR on Baby Struggling to Breathe in Drive-Thru: ‘Saved My Son’s Life’」』より)

この叫び声を聞いて駆けつけたのは、タコベルでマネージャーをしているベッキー・アルボーさん(Becky Arbaugh)だった。ベッキーさんは「付けていたヘッドセットを投げ捨てて、外に駆け出しました」と、のちに明かしている。

そしてベッキーさんは、青ざめたマイルズ君に胸骨圧迫を行った。しばらくするとマイルズ君は再び呼吸をし始め、顔色が戻ってきた。その後、救急車が到着し、マイルズ君は小児病院「St. Christopher’s Hospital for Children」へ運ばれて必要なケアを受けた。

救急車は要請を受けてすぐに到着したが、マイルズ君は一分一秒を争う状態だったようで、救急救命士は「あなたがこの子の命を救ったんです」とベッキーさんの対応を称賛した。

勤務中にもかかわらず、ベッキーさんが瞬時に冷静な行動を取ることができたのには理由があった。数年前にベッキーさんは、自身の娘が似た状況に陥った経験があり、心肺蘇生法を知っていたからだった。

「うちの娘が幼い頃に、似たような状況になったことがあったので、ナターシャさんの気持ちが分かるんです。ナターシャさんを落ち着かせ、私も冷静でいれば、赤ちゃんが再び呼吸ができなくなるという心配は全くありませんでした。」

翌日、タコベルに電話をかけてベッキーさんに直接お礼をしたというナターシャさんは、「ベッキーさんには、これ以上ないほど感謝しています。ベッキーさんは息子の命を救ってくれたのです」と話している。

このニュースを見た人々からは、「涙が出たよ。心肺蘇生の資格を取得しようと思った」「ベッキーさんの給料を上げるべき」「ベッキーさんは何か意味があってあの場にいたんだよ」「ベッキーさんは間違いなくヒーローだね」など、冷静に対処したベッキーさんに称賛の声が相次いでいる。

ベッキーさんの活躍を耳にしたタコベルは、「ペンシルベニア州リッチボロ店に勤めるベッキーさんの行動を、非常に誇りに思っています。彼女の迅速な行動と親切心に感謝の意を示すため、現在ベッキーさんと連絡を取っています」とコメントしている。

一方で、ベッキーさん本人は謙虚な姿勢を見せており、「私は助けを必要としている母親のそばにいた、ただの母親ですよ」と語ったそうだ。その後、ベッキーさんはナターシャさんと連絡先を交換し、マイルズ君の写真や動画を受け取ったという。

ちなみに昨年11月には、15歳少女が学校で学んだばかりの心肺蘇生法を用いて、プールで溺れた3歳児を救出していた

画像は『People.com 「Pennsylvania Taco Bell Manager Performs CPR on Baby Struggling to Breathe in Drive-Thru: ‘Saved My Son’s Life’」』『ABC7 「SoCal teen who learned CPR at school saves toddler who fell into pool on Thanksgiving」』『Ian Cassette FOX 35 X「On my flight back from Pittsburgh to Orlando,」』『New York Post 「Michigan cop saves baby who stopped breathing after pulling over Camaro speeding to hospital」(Warren PD)』『Mary Bratton Chronister Facebook「Hey peeps, Joe, Katelin and Grady will be on KARK Channel 4 at 6 and FOX-16 at 9 this evening,」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

2023年11月、アメリカ在住の15歳の少女がプールで溺れた3歳児にCPR(心肺蘇生法)を施して命を救った。少女はその少し前に、学校でCPRを学んだばかりだった(『ABC7 「SoCal teen who learned CPR at school saves toddler who fell into pool on Thanksgiving」』より)

2022年9月、米国内をフライト中の機内で生後3か月の赤ちゃんの呼吸が停止。機内で医療関係者を探す放送が流れると元看護師の女性が名乗り出て、呼吸をしていない赤ちゃんのために処置を行ったという(『Ian Cassette FOX 35 X「On my flight back from Pittsburgh to Orlando,」』より)

2023年8月、パトロール中だった米ミシガン州の警察官がスピード違反の車を停車させた。車には息をしていない赤ちゃんが乗っており、猛スピードで病院に向かっているところだった。警察官が冷静に応急処置を行うと、赤ちゃんは再び呼吸し始めたという(『New York Post 「Michigan cop saves baby who stopped breathing after pulling over Camaro speeding to hospital」(Warren PD)』より)

2021年5月、米アーカンソー州の新人警察官が窒息寸前の乳児の命を見事に救った。この警察官は乳児を救出後、パトカーに戻ると「ホッとしすぎて肩の力が大きく抜けて泣いてしまいました」と明かしていた(『Mary Bratton Chronister Facebook「Hey peeps, Joe, Katelin and Grady will be on KARK Channel 4 at 6 and FOX-16 at 9 this evening,」』より)

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