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writer : ac

【海外発!Breaking News】鼻の中に蠢く150匹のハエの幼虫 摘出映像に「おぞましい」の声(米)<動画あり>

同医師はこのように明かした。

「幼虫は組織を食べて排泄し、脱皮もする。そしてそれらが鼻の中で有害な環境を作り出し、炎症を起こしたんだ。幼虫は決して小さくはなく、大きさは様々だった。ただ大きいものは手の小指の先ほどはあったね。」

耳鼻咽喉科のカールソン医師が鼻の中にカメラを入れて検査したところ、無数の幼虫が蠢いているのが観察できた。鼻の中は炎症を起こしていたという(『First Coast News 「150 live bugs removed from inside of man’s face at Jacksonville hospital」』より)

恐ろしいことに、男性の目と脳に近い頭蓋底の表面はすでに蝕まれ、中の組織が露出して爛れた状態だったそうで、とんでもない数の幼虫が餌を求めて動き回り、組織内部に入り込んでいる個体もいたという。

そこで同医師は「これは緊急を要する」と判断。すぐに吸引器で吸引を始めた。しかし大きすぎる幼虫が機器内に詰まってしまい、1匹ずつ摘出せざるを得なかった。また幼虫は鼻内部からなかなか離れようとせず、男性は「摘出にはかなりの痛みを伴った」と述べていた。

カールソン医師は「緊急を要する」と判断し、すぐに吸引器で吸引を始めたが、大きすぎる幼虫が機器内に詰まってしまい、1匹ずつ摘出しなければならなかった(『First Coast News 「150 live bugs removed from inside of man’s face at Jacksonville hospital」』より)

こうして摘出された幼虫は全部で150匹になり、種類を特定するため疫学者のもとに送られた。男性は「幼虫がどうやって鼻の中にはいったのか分からない」と話したが、「死んだ魚を触った後にしっかりと手を洗っていなかったことが原因ではないか」と推測し、こう語った。

「よく川釣りをして、川の水で手を洗っていたんだよ。でもこれからは生活スタイルを変えなくてはならないね。それに洗浄剤を使い、鼻や手を触らないようにしなくてはいけないだろうね。」

なお20年近い耳鼻咽喉科のキャリアを持つカールソン医師は、今回のケースについて「これは鼻のハエウジ症と呼ばれるものでとても珍しい。米国内での症例報告は初めてだろう」と語り、こう明かした。

「幼虫は男性の脳のすぐ下の頭蓋底に張り付くよう寄生していたからね。もしあそこを突き破っていたら、彼は死んでいただろう。」

ハエウジ症とは、ハエの幼虫(ウジ)が生きた哺乳類の体内に侵入して起きるもので、同医師によると、健康な人が罹ることはほとんどないという。ただ免疫力が低下している人は注意が必要で、清潔な環境を保つことが大切だそうだ。

実は男性は30年前、神経の組織にできる悪性腫瘍「神経芽腫」を患って鼻のがん性腫瘍を摘出しており、鼻腔に空洞があったという。また免疫力が極端に低下していたそうで、これらが感染の原因になったようだ。今後は年に3~4回の検査が必要なものの、抗寄生虫薬が処方されて完全な回復が見込まれており、このニュースには次のようなコメントが寄せられた。

「鼻の中に150匹も蠢く幼虫がいて気付かなかったなんて、信じられない。」
「魚から感染したということは、幼虫に感染した魚を食べていたということ?」
「メンタルに異常があって、不衛生な環境で暮らしているのでは? あれだけの幼虫がいたら異臭がするはず。普通だったら気付くでしょう。」
「これまで聞いた中で、トップ10に入るほどおぞましいニュースだった。」

摘出された幼虫150匹は種類を特定するため疫学者のもとに送られた。そしてこのニュースには「これまで聞いた中でトップ10に入るほどおぞましいニュースだった」という声もあがった(『First Coast News 「150 live bugs removed from inside of man’s face at Jacksonville hospital」』より)

ちなみに2022年にはポルトガルで、64歳の男性の耳の中からハエの幼虫が摘出されていた。男性は左耳が痛く、痒みがあるうえ、5日間も出血が続いていたという。

画像は『First Coast News 「150 live bugs removed from inside of man’s face at Jacksonville hospital」』『New York Post 「My earache was actually a potentially fatal, revolting infestation」(Jam Press)』『MedyaTava 「10 yaşındaki çocuğun gözünden ne çıktı7」』『Ars Technica 「Doctors fish out more than a dozen tiny maggots from man’s eye」(NEJM)』『澎湃新闻 「女子双眼取出60多条活虫,很多人都有这个习惯」(图源:澎湃新闻)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

ポルトガルの病院に駆け込んだ64歳男性の症例が2022年11月、医学雑誌に掲載される。男性の耳の中からは、ハエの幼虫であるウジが摘出されていた(『New York Post 「My earache was actually a potentially fatal, revolting infestation」(Jam Press)』より)

トルコの病院で2023年7月、10歳男児の左瞼の裏から11匹のハエの幼虫(ウジ)が摘出された。医師によると、瞼の裏で幼虫が動き回っていたという(『MedyaTava 「10 yaşındaki çocuğun gözünden ne çıktı7」』より)

フランス在住の男性が右目の違和感を訴えて医師の診察を受けたところ、目から12匹以上の幼虫(ウジ)が摘出された。この男性の症例は2022年4月、医学雑誌に掲載されて注目を集めていた(『Ars Technica 「Doctors fish out more than a dozen tiny maggots from man’s eye」(NEJM)』より)

中国雲南省の眼科医院で2023年11月、50代の女性の両目から60匹以上の生きた寄生虫が摘出された。10年以上のキャリアを持つ医師でさえ「これだけの数は初めて」と驚いたという(『澎湃新闻 「女子双眼取出60多条活虫,很多人都有这个习惯」(图源:澎湃新闻)』より)

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