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writer : kanna

【海外発!Breaking News】賢すぎる豚その名も「ケヴィン・ベーコン」の脱走劇 本物のケヴィン・ベーコンも関心を寄せる(米)<動画あり>

ネットで注目の的になった。なお、このページは11月1日現在「Kevin’s Home Adventures」に名称を変更している。

しかしケヴィンは脱走して以来、毎日のようにエサを食べに家の前に姿を現したにもかかわらず、捕まえようとすると人間を出し抜いて逃げてしまったそうだ。

「捕獲に使うために買ったネットは迂回されてしまい、小枝や木の葉の音が少しでもすると、その場を去ってしまいました」と、チェルシーさんはケヴィン捕獲の様子を説明する。

家がどこなのかを理解している頭の良いケヴィンを相手に、チェルシーさんらは知恵を絞り、近隣コミュニティや、支援を申し出てくれた事情に明るい人々の助けを借りて策を講じた。

ブタのケヴィンが森で過ごすようになって2週間が経った頃には、熱心な動物愛好家で知られる本物のケヴィン・ベーコンもニュースを聞きつけ、テキスト共有アプリ「Threads」でFacebookページのリンクをシェアし、同名のブタの長引く捕獲活動にエールを送った。

脱走した同名のブタの捜索ページをシェアする米俳優ケヴィン・ベーコンは、動物愛好家としても知られる(画像は『Kevin Bacon 2023年10月27日付Threads「Bring Kevin Bacon home!」』のスクリーンショット)

10月31日、チェルシーさんらは、いよいよ市販の抗ヒスタミン薬「ベナドリル」を混ぜた甘いパンを与える作戦に出た。ベナドリルは睡眠導入の効果もあり、またペットにも安全なのだという。

ついにベナドリル入りのパンを食べさせることに成功したチェルシーさんは、同日の昼頃、不在の間に地下部分がコンクリートで補強された囲いの中にケヴィンが入ってるところを見つけた。薬が効いて疲れてきたのか確かなところは分からないが、すぐに眠ってしまったという。

ケヴィン帰還のニュースは、ネットで見守り続けた人々を喜ばせ、テレビ局もすぐに駆けつけた。

すっかり有名になったブタのケヴィンについて、チェルシーさんは、「この名前は元の飼い主が付けたもので、実は新しい名前を考えていたのです。でも今回の騒ぎですっかり知れ渡ってしまったので、このままでいくことに決めました」と地元テレビ局のレポーターに明かしたほか、「私たちの土地を一般公開の農場にして、PTSDや不安、うつ病と闘う子供や大人のために活用してもらえるよう計画しています。もちろんケヴィンもいますよ」と夢を語った。

逃走から約2週間して無事に帰ったブタの飼い主は、「ケヴィン・ベーコンさんには、いつお越しいただいても大歓迎です。ブタの友だちに会いに来てください」と農場に招待するメッセージを送った(画像は『Kevin’s Home Adventures 2023年10月31日付 Facebook「Okay okay, I’ll write the childrens book」(Harrison Jones Photographer)』のスクリーンショット)

テックインサイト編集部ではチェルシーさんに、俳優のケヴィン・ベーコンがリンクを共有した際の感想や、ブタのケヴィンの詳しい話をうかがうべくインタビューを申し込んでいるが、まだ回答は得られていない。

ちなみに、6月にはカナダの牧場で、家畜小屋に侵入したクマを1匹で追い返し、家畜仲間を守り通した勇気あるメスのミニブタの活躍を捉えた防犯カメラの動画がネットで話題となった

画像は『CBS 21 News 2023年11月1日公開Youtube「‘I’m so relieved’: Sticky Buns and benadryl bring Kevin Bacon home」』のサムネイル、『Kevin’s Home Adventures 2023年10月17日付 Facebook「Kevin did not come home for his evening buffet of my flowers.」、2023年10月31日付 Facebook「Okay okay, I’ll write the childrens book」(Harrison Jones Photographer)』『Kevin Bacon 2023年10月27日付Threads「Bring Kevin Bacon home!」』『CBC.ca 2023年6月25日付「Watch this small but mighty pig defend family farm from bear on Vancouver Island」(CHEK News)』『Anchorage Police Department 2023年2月14日付Facebook「Just shy of a year ago we responded to a call about a turkey trying to enter a convenience store.」』『Local 12 WKRC-TV 2022年3月22日付「WATCH: Two pigs fight off bear that climbed into their pen」(Rebecca Shaw/CBS Newspath)』『BBC 2021年6月17日付「Pregnant pig escapes farm and gives birth in woods」(BRINSLEY ANIMAL RESCUE)』『Glasgow Times 2021年3月15日付「Meet 20-stone Francisco who is living in a house after his owners thought he was a micropig」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)

カナダのブリティッシュコロンビア州にある牧場で今年6月、野生のアメリカクロクマが侵入。果敢に戦って家畜を守ったミニブタ(画像は『CBC.ca 2023年6月25日付「Watch this small but mighty pig defend family farm from bear on Vancouver Island」(CHEK News)』のスクリーンショット)

米アラスカ州で今年2月、脱走した豚を警察がパトカーで連行。窓から顔を出すブタの写真がネット上で拡散されていた(画像は『Anchorage Police Department 2023年2月14日付Facebook「Just shy of a year ago we responded to a call about a turkey trying to enter a convenience store.」』のスクリーンショット)

米コネチカット州のある家で飼われている豚が今年3月、囲いの中に入ってきたクマに突進。クマは急いで柵を登り、逃げ出していた(画像は『Local 12 WKRC-TV 2022年3月22日付「WATCH: Two pigs fight off bear that climbed into their pen」(Rebecca Shaw/CBS Newspath)』のスクリーンショット)

英ノッティンガムシャーのある森で2021年6月、たくさんの子豚に授乳していた母豚。近くの養豚場から逃げ出したことが判明し、屠殺を逃れていた(画像は『BBC 2021年6月17日付「Pregnant pig escapes farm and gives birth in woods」(BRINSLEY ANIMAL RESCUE)』のスクリーンショット)

スコットランドで「マイクロブタ」として販売されていた豚。2021年に3歳半で体重127キロの巨体になり、動物保護団体に引き取られていた(画像は『Glasgow Times 2021年3月15日付「Meet 20-stone Francisco who is living in a house after his owners thought he was a micropig」』のスクリーンショット)

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