先月14日、森の中を犬と散歩していた女性が、9匹の子ブタに授乳するブタの姿を見つけた。森の中でブタを見かけるのは珍しかったため女性が動物保護団体に連絡すると、このブタは近くの養豚場から逃げ出したことが判明した。身ごもったブタは、屠殺される前に外へ逃げて我が子を産んだのだ。『Metro』などが伝えている。
英ノッティンガムシャーのオラートンで犬の散歩をしていたアン・アストンさん(Anna Aston、49)は、1頭のブタが木々のそばに横たわり、たくさんの子ブタに授乳している姿を目撃した。
「最初は犬やアナグマ、イノシシかもしれないと思っていましたが、はっきりとブタだと分かりましたね。森の中でブタを見かけるなんて普通ではないと考えつつも、そのまま通り過ぎました。でもその後、ブタの親子のことが頭から離れず、安全に暮らせるのか心配になりました。」
そのように発見当時を振り返るアンさんは、動物保護団体「Brinsley Animal Rescue」に連絡したという。同団体によると近くの養豚場から逃げ出し、食用に育てられていたブタだと判明した。
アンさんは「近くに養豚場があることは知りませんでした。赤ちゃんを守るためにここまでするなんて、本当にすごいですよね。自由を勝ち取ったブタを、農家が連れ戻そうとしないことを祈りたいです」と明かした。
他人が所有していたブタを勝手に引き取ってしまうことは窃盗にあたるため、同団体は所有者である農家に連絡を取り、