マイクロブタは大きくても40キロほどで、そのサイズからペット用として人気の豚だ。しかしスコットランドの一家がマイクロブタを購入したところ100キロ以上に成長し手に負えなくなり、動物保護団体が引き取った。この豚は他の豚たちが外の飼育小屋で生活しているのに対し、室内で悠々と暮らしているという。『Glasgow Times』などが伝えた。
現在3歳半となった“フランシスコ(Francisco)”はポットベリー・ピッグという種類のベトナム原産の豚で、約3年で100キロ超えになる大型種だ。
そんなフランシスコが小さな子豚だった頃、ペットショップにてマイクロブタとして販売されていた。マイクロブタは成長しても体重が40キロほどで、そのサイズから海外では“ティーカップピッグ”とも呼ばれている。
小さいフランシスコの姿に心を奪われた15歳の少女は両親を説得し、ペットとして自宅でフランシスコを飼育し始めた。そこまで大きくはならないと思っていた一家だったが、フランシスコは予想に反してどんどん大きくなっていった。
生後3か月の頃には一家の手に負えないほどの巨体に成長してしまい、困り果てた一家はスコットランド、サウス・ラナークシャーのカールークにある動物保護活動を行う団体「Tribe Animal Sanctuary Scotland TASS」に連れていき、引き取ってもらった。
同団体の創設者モラグ・サングスターさん(Morag Sangster)と夫のジョン・ライアンさん(John Ryan)は、100匹の動物たちとともにフランシスコを自宅で保護している。
モラグさんによると、マイクロブタは人気種で販売すると700ポンド(約10万円)の利益があるために詐欺が横行しているそうだ。その結果、マイクロブタと偽って販売された大型の豚が4頭もモラグさんの元にいる。
フランシスコは3年前の雪の降る日にモラグさんの元へやってきて、