それをちぎってさらに短くし、半分以上も食べ終えている皿の中に入れたのだ。
トムさんは映像を隅々まで確認したが、スタッフはしっかりと髪を束ねており、髪の毛が混入するような状況は見当たらなかった。「とても腹が立ち、むかつきましたよ。こんなこと、今まで起きたことがありません」と、トムさんは怒りをあらわにしている。
この卑劣な行為を知った時、すでに女性は返金を受けて店を後にしていたため、直接問いただすことはできなかった。同パブでは食品安全ガイドラインをすべて遵守し、食品衛生に関して星5つの高評価を受けているという。また、カスタマーサービスや評判の良さ、清潔感を重要視しており、トムさんは「もし防犯カメラの映像がなければ、私たちの店の評判は大変なことになっていたでしょう。誰も食べ物に髪の毛が入っているような店で食事をしたくないですからね。厨房チームは何も悪いことをしていないのに、自分のせいだと思ったかもしれません」と話している。
さらにトムさんは「今回の2人に限らず、同様のことをする人に対して、飲食店経営者は目を光らせておく必要があります。ほかの飲食店でもこのような機会を狙う人たちがいるでしょうから、とにかく警戒を怠らないようにしてください」と他の飲食店経営者に注意を呼びかけた。
女性の行動を捉えた動画がネット上で公開されると、「最低すぎる」「全ての店に二度と入れないようにしてほしい」「他の場所でもやってきたんだろうな」「動画もあるし、パブはこの女を訴えるべきだ」「よくある手口だよね」など様々なコメントが寄せられている。
なおテックインサイト編集部ではトムさんに、今後このような事態を未然に防ぐために何か対策を取る予定があるのか、また今回の出来事によってパブの評判に影響があったのかなどをうかがうべく取材を申し入れている。
ちなみに先月にはスペインで、レストランで食事をした男が無銭飲食のために気絶したフリをしたが、お粗末な演技ですぐにバレて逮捕されていた。
画像は『Metro 2023年11月9日付「Pub owner ‘disgusted’ after customer put own hair in food to get a refund」(Picture: SWNS)、2019年2月4日付「Scammers filmed trying to get free pizza by putting hair in their meal」(Picture: North News)』『New York Post 2023年10月21日付「Lithuanian man arrested for faking heart attack 20 times to avoid paying bill at restaurants」(lindaikejiblogofficial/Instagram)』『NextShark 2023年7月13日付「‘What’s worse than stupid?’: Sushi chef forced to blowtorch fish after couple were surprised it was raw」(Pixabay)』『Mason & Mai | savingforboba 2023年5月22日付TikTok「the secondhand embarrassment tho」』『Dimsum Daily 2021年10月25日付「Fake queue tickets found at SUSHIRO Lam Tin branch」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)