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writer : kanna

【海外発!Breaking News】愛犬に「パスポートを食べられた」新郎、海外挙式前の大ピンチ(米)<動画あり>

1週間後の渡航に使える状態でないことは明らかだった。

国務省パスポートサービス局のサイトによると現在、アメリカでのパスポート発行は通常で約3か月、追加料金を払って早めても8週間ほどかかる。ドナートさんのように急ぎの旅行の場合、数日で発行する手続きを取ることが可能になるが、電話でパスポート局に予約を入れなければならない。

1週間後には飛行機でイタリアに行くドナートさんは、今日明日にでも予約が取れないと間に合わない状況だ。

新郎ドナートさんのパスポートは数ページが破れ、顔写真ページも破損していた。挙式でイタリアに出発する1週間前だったため、カップルはパスポートを大至急発行してもらう方法を探った(画像は『WFAA 8月21日公開 YouTube「Dog eats owner’s passport days before U.S. couple’s Italy wedding」』のサムネイル)

早速2人は、地元選出のスティーブン・リンチ下院議員(Congressman Stephen Lynch)とエド・マーキー上院議員(Senator Ed Markey)の事務所に支援を求め、議員らに国務省と連絡を取って、何らかの便宜を図ってもらえることに一縷の望みを託した。

パスポートが渡航日に間に合わない場合は、マグダさんと結婚式のゲスト全員が、ドナートさんを待たずにイタリアに渡航することになると、ドナートさんは米ニュースメディア『WCVB-TV』に述べた。もし結婚式に間に合わなかった場合には、ボストンに残って米国に帰国した花嫁一行を出迎えることも覚悟している。

「この18か月間ずっと、いろいろ計画してきたんです。私は楽観主義だから、きっとうまくいくわ」と、マグダさんは『ABC News』のインタビューで語った。

その後、議員らの協力が功を奏したようで、ドナートさんはボストンのパスポート局で21日の朝の緊急予約が取れ、週の半ばまでにはパスポートを手にできることになったという。今回のハプニングを辛抱強く乗り越えた2人なら、これからの長い人生、悲しみ深い時も、喜びに充ちた時も、互いに支え合えることだろう。

なおこのニュースを見た人々からは、犬の気持ちに寄り添うコメントが多くあがった。

「2人に行ってほしくなかったんだよ」
「ワンちゃんも一緒に行きたかったんだと思うわ」
「うちのゴールデンも紙でできたモノなら、何でも食べちゃうよ」
「彼らは特別な生き物だから、それなりの理由があるのかも」
「犬のせいじゃないんだけど…」
「おかしいけど、笑い話じゃないわよね。新郎さんのパスポートが間に合いますように」

ちなみに6月にはシンガポールで、子どものパスポートの残存有効期間が不足していると指摘を受けて、大急ぎでパスポートの緊急発行手続きを行ったが、フライトの出発に間に合わなかった家族がいた

画像は『Good Morning America 2023年8月21日付「Dog eats groom-to-be’s passport weeks before international wedding」(WCVB)(ABC News)』のスクリーンショット、『WFAA 8月21日公開 YouTube「Dog eats owner’s passport days before U.S. couple’s Italy wedding」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)

パスポートを食べてしまい、危うく2人のイタリア海外挙式を台無しにしてしまうところだったチッキー。地元選出議員らの働きかけもあって、何とか再発行が間に合うようだ。ドナートさん(左)とマグダさん(右)もこれで、一安心(画像は『Good Morning America 2023年8月21日付「Dog eats groom-to-be’s passport weeks before international wedding」(ABC News)』のスクリーンショット)

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