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writer : kanna

【海外発!Breaking News】1,400万円超の奨学金をふいにしかけた高校生、TikTokで救われる(米)<動画あり>

「締め切りの直前に手紙を開けたことには理由があるんだよ! 行くべきだよ、その奨学金を手に4年制に行きなさい。きっとそれだけの価値があるから。」
「(ほかの学校に既に払った)入学金なんて拘束力はないんだから、気にせずに行きなよ。」
「これこそが、あなたがやるべきことだというお告げだよ。これまで何をしたかは関係ない、自分の夢に従いなさい。」
「まだ時間はあるよ、行きなさい。行かないと後悔するよ。」
「とにかく電話してみて。」

と彼女を後押しする声があがった。

この投稿から10日後、マディさんは「皆さんが待っていたアップデート情報」と題して、新たな動画をTikTokに投稿した。

動画の中でマディさんは、とても爽やかな表情で語り始めた。

「ハーイ! 実は今日、例の大学から電話があったんです。奇遇なことに大学が私の動画を見て、私のことを調べて連絡をくれたんです。“夢をかなえることができますよ”って。」
「私、メリービル大学に行きます!」

待望の結果報告に多くのTikTokユーザーも安堵し、コメント欄は「おめでとう」の言葉や絵文字で溢れかえった。なかにはメリービル大学の在校生や卒業生からの激励のコメントも見受けられた。

志望校に進学が決まり、うれしい報告を投稿するマディさん。いろいろな大学に出願書類を送っていた彼女は、複数の大学から300通以上もの手紙を受け取ったが、学業とバイトで忙しく、すべてに目を通す余裕がなかったという(画像は『New York Post 2023年6月14日付「I Iost a whopping $100K college scholarship ― then a miracle happened」(TikTok/luvlyymadiii)』のスクリーンショット)

注目したいのは、「大学のソーシャルメディア担当が、いい仕事をしたね!」と大学側が迅速にマディさんの状況を察知したことを評価したコメントに1万4千件以上の「いいね」が付いたことだ。マディさんの身に起きた一連の出来事が、まさに現代を象徴するエピソードであることを示している。

メリービル大学の入学および財政援助担当副学長のアレイン・ボウマン氏(Alayne Bowman)は『Insider』のメール取材に応じ、マディさんに連絡して「あなたの奨学金は、まだ有効ですよ」と伝えた人物は自分だと明かした。さらに大学側は、マディさんに追加の奨学金も提示し、彼女がそれを受け入れたことも付け加えた。

一度は高額の奨学金と進路を棒に振るところだったマディさんだが、TikTokで拡散したおかげで、この秋からは希望に満ち溢れたキャンパスライフを送ることができるだろう。

ちなみに先月には、刑務所生まれだという米テキサス州の女性が今年、名門校「ハーバード大学」に進学すると報じられ、話題になった

@luvlyymadiii do you really want to know where i was april 29th? #greenscreenvideo #fyp #foryou #foryoupage #april29th #taylorswift #theerastour #universitylife ♬ original sound – kyra

画像は『New York Post 2023年6月14日付「I Iost a whopping $100K college scholarship ― then a miracle happened」(TikTok/luvlyymadiii)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 秋本神奈)

先月、無事に高校を卒業したマディさん。この1か月前、進学先を確定する締め切り日直前に、大学からの手紙を開封して動画に撮ることを思いついたのは運命だろうか(画像は『New York Post 2023年6月14日付「I Iost a whopping $100K college scholarship ― then a miracle happened」(TikTok/luvlyymadiii)』のスクリーンショット)

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