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writer : ac

【海外発!Breaking News】用済みになった女王蜂を球状に取り囲み、窒息させるミツバチ(米)<動画あり>

塊はみるみる小さくなっていく。そして最後には女王蜂を救出したようで、「ミツバチに何度か刺されたけれど、痛みは感じなかった。耳をこらすと、女王蜂が悲鳴をあげているのが聞こえたわ」と述べていた。

エリーシャさんは掌の上に蜂球を載せ、女王蜂に群がるミツバチに指で優しく触れながら塊を崩していった。大きめの個体が女王蜂で、悲鳴をあげていたという(画像は『Elisha Bixler Lover of Bees 2023年5月16日付Instagram「This is how honeybees kill a queen bee.」』のスクリーンショット)

なおミツバチは通常、群れが大きくなると新たな女王が誕生し、それまで産卵していた女王は働き蜂を連れて巣分かれ(分蜂)するが、今回のように分蜂する前に殺されることがあるそうだ。その理由は、女王蜂の出す匂い(フェロモン)が弱まったり、産卵能力が低下したり、巣の中でのストレスが高まるなどしてミツバチが巣の存続の危機を感じるためだという。

エリーシャさんはその後、助けた女王蜂を小さなプラスチックのケースに入れ、新しい女王蜂が必要なミツバチの巣箱に入れて放置し、数日後にケースから解放している。これはミツバチに女王蜂が出すフェロモンになじんでもらうためで、助けられた女王蜂は新しい巣でうまくやっているようだ。

ちなみにこれらの動画には、「ミツバチが女王蜂を殺そうとするなんて、初めて知ったよ」「女王蜂の叫び声を初めて聞いた」「用が済んだら殺されるなんて! 残酷だわ」「これは興味深い」「女王蜂を救ってくれてありがとう」「ミツバチの扱いがプロ」「ミツバチは奥が深い」といったコメントが寄せられている。

画像は『Elisha Bixler Lover of Bees 2023年5月16日付Instagram「This is how honeybees kill a queen bee.」、2023年5月17日付Instagram「Part 2 queen balling」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

小さなプラスチックのケースに数日に入れられた後、新しい巣箱の群れの中に解放された女王蜂。女王蜂のフェロモンにミツバチを慣れさせることが大切だという(画像は『Elisha Bixler Lover of Bees 2023年5月17日付Instagram「Part 2 queen balling」』のスクリーンショット)

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